2023年03月15日10時30分 / 提供:マイナビニュース
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1914年に軽井沢で温泉旅館を開業し、2023年で109年の歴史を数える星野リゾート。「旅を楽しくする」をテーマに、「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」のサブブランドを展開し、2023年1月以降は国内外に4施設をオープン予定です。今回はそんな新しいワクワクを生み出し続ける星野リゾートに注目! 今こそチェックしたい話題の施設を深掘りしていきます。
第18回目は、世界が注目する幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」を取り入れた話題の「リゾナーレ大阪」。施設があるのは、なんとハイアット リージェンシー 大阪の中! ハイアットをうまく活用すれば、2つのホテルを"大きな1つのリゾート"として楽しむことができます。
1. 日本最大級の絶景アトリエ
日本ではあまり耳なじみのない、「レッジョ・エミリア・アプローチ」というフレーズ。「そもそも、レッジョ・エミリア……って何?」と思う人も、多いのではないでしょうか?
「レッジョ・エミリア」とは、イタリアにある地方都市の名前。Google社やディズニー社の社内幼稚園でも取り入れられている、先進的な乳幼児教育になります。
核となるのは、子ども自身の学びに寄り添い、創造性を育むこと。「リゾナーレ大阪」では、そんなレッジョ・エミリア・アプローチの日本窓口を担う「まちの研究所」と合同で、日本最大級のアトリエを誕生させました。
アトリエには、芸術のプロ「アトリエリスタ」がスタンバイ。子どもたちをよく観察しながら、さまざまな素材(マテリアル)と向き合うアトリエ活動を行っています。
ただしアトリエを利用するには、年齢制限があるので要注意。対象年齢は12歳以下となっており、推奨年齢は6歳以下です。宿泊料金とは別に1人15,000円(0歳は無料)かかりますが、日本のホテルでレッジョ・エミリア・アプローチを本格導入したのは、リゾナーレ大阪が初めて。子どもたちの視野を広げたい人は、ぜひ一度体験してみてください。
アトリエの場所は、最上階の28階フロア。外を見ても遮るものが一切なく、大阪市内はもちろん、神戸、淡路島方面まで見渡せます。
そして絶景とともに、南港を行き交う船や電車、車、物流に欠かせないトラックなど、いろいろな乗り物を楽しめるのもアトリエの魅力。子どもたちの興味をぐんぐん引き出せる最高のロケーションです。
さらに大きな窓は、お絵描きし放題! 小さな紙ではおさまりきらない、空想の世界を広げられます。
広さは469㎡。レッジョ・エミリア・アプローチを取り入れたアトリエとしては日本最大級。壁のない広い空間が、複数のエリアに分かれています。
特に、陶芸用の粘土や砂に触れてモノを造形するスペース「造形との出会い」は、子どもたちに大人気! 信楽焼、京粘土など4種類の粘土が日替わりで登場するため、2度目3度目の子どもたちも飽きることなく楽しめます。
こちらはカワウソ好きのお子さんが作った作品。カワウソを中心とした「海の世界」を粘土で表現しているのだとか。丸めたり、握ったり、つまんだり。楽しく遊んでいたことが伝わってきますよね!
粘土ならパッと頭に描いたものを表現できるし、形も変幻自在。子どもたち自身で考えた、のびのびとした芸術作品が無限大に生み出されています。
ここにはさまざまな素材がありますが、使い方は自由。素材を活用することで、子どもたちが"自分なりの面白さ"を見つけるキッカケになります。
基本的にアトリエで過ごす間、保護者の方はお子さんに付き添う必要があります。しかし、「プロジェクト」というイベントの時間は、保護者の方の付き添いはなし。プロジェクトルームと呼ばれるお部屋にこもって、子どもたちとアトリエリスタだけで約1時間のプログラムを行います。
大きな特徴は1つのテーマをどんどん掘り下げていき、子どもたちが何を考え、どうしたいのか? を深堀りできること。
現在のプログラムでは、3色の中から好きな色を選ぶところからスタートし、お水が入った水槽に絵の具をたらしたり、水が入ったビーカーに好きな色を落としたり。最後に絵を描くときも、好きな筆や紙を触って選びます。
「手で触ると、どんな感じがする?」
「どんな形が好き?」
アトリエリスタのひとつひとつ丁寧な問いかけが、子どもたちの創造力を刺激していきます。
驚いたのは普段、集中しづらい子どもたちが、ずっと集中していたこと! 子どもたちは、水の波紋や絵の具がじんわ~りなじむ幻想的な様子を、目を凝らしてじ~っと見つめています。「わぁ、すごい!」「もっとやっていい?」と興味津々。最後まで夢中になって楽しんでいました。
2. いつもとは違った楽しみを味わえる客室
客室は、ハイアット リージェンシー 大阪内の上層階3フロア(23F・24F・26F)。全10タイプあるうちの3タイプが、子どもたちの"やってみたい"を実現できるコンセプトルーム「アトリエルーム」になっています。
中でも「アトリエルーム デラックス」は、定員5名・広さ80㎡の広々したタイプ。家族旅行やママ友旅行にもおすすめです。
部屋に一歩入ると、天井に張り巡らされたネットが目を引きます。好奇心旺盛なお子さんならきっと楽しくて仕方がないはず!
しかもこのネット、耐荷重240kg。大人も童心に帰って楽しめます。
ネットをのぼって上からお部屋を見たら、どんな眺めになるんだろう? 大人だって、気になりますよね。実際にのぼってみると……
こんな風に客室を見下ろせます。ネットだから下がよく見えて、なんだか宙に浮いている気分。ほどよい揺れも心地よくて、ついウトウトしてしまいました。
そして壁の一部は、お絵描きできる仕様になっています。専用の色鉛筆で描いた絵は、ウェットティッシュで拭き取れば、何度でも描き直しOK。
お絵描きできるのは壁だけではありません。アトリエルームにある大きなガラス窓もキャンパス代わりになります。
外の景色と組み合わせて絵を描けば、にぎやかでかわいい空間になりますよ。
窓の外をのぞくと、電車や車がひっきりなしに行ったり来たり。さらに、大阪南港の大型フェリーやクルーズ船も見られます。
乗り物好きにとって、ここは夢のような場所!
そして日の出と日の入り、両方をお部屋から楽しめるのも「アトリエルーム デラックス」だからこそ。
特にここから見る夕日は本当にきれい。高い場所から見下ろすので、海にオレンジ色の光の道が見えます。美しい夕日を眺めつつ、ゆったり、まったり。ホテルの立地を味わい尽くしましょう。
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3. さすが大阪と言わずにいられないイタリアン「バジリコ」
キッズフレンドリーなリゾナーレ大阪。専用のレストランはありませんが、地下1階のイタリアン「バジリコ」では、リゾナーレ大阪の開業に合わせてお子さまメニューが強化されました。
驚くのはその充実っぷり。無料の離乳食、お子さま用のコース料理(2,656円)、550円のお子さま用アラカルトなど、メニューが豊富でお財布にもフレンドリー。
コスパの良さを感じるのはキッズメニューだけではありません。イタリア窯で焼き上げるピザは直径約30cmの大きさにも関わらず、1,000円台から楽しめてコスパ最強!
ちなみに、バジリコのピザやアラカルトはルームサービスでも楽しめます。他の人を気にせず、のんびり食事をしたいならルームサービスを利用するのも1つの手。
今回注文したのは、モッツアレラチーズ、海老、チェリートマト、カーボロネロ(トスカーナ地方原産の黒キャベツ)がのった「ピッツァ ガンベレッティ」。プリプリの海老とモッツアレラチーズ、甘~いチェリートマトの組み合わせが絶妙。シャッキっとした歯ごたえのカーボロネロもクセになる味わいです。
夕食はカジュアルに楽しめるコース料理もおすすめです。この日は、蕎麦粉100%の手打ちパスタが出てきてびっくり! 麺の色は完全にお蕎麦。でも、食べればしっかりパスタ。不思議なおいしさでした。
4. デートや記念日ディナーで絶対外さないお店「鉄板焼 彩」
旅の目的が「食」であれば、1階の「鉄板焼 彩」へ。照明をぐっと落としたムーディーな店内は、磨き込まれた鉄板がライトに照らされてピカピカと光り輝いています。
おすすめは、黒毛和牛の食べ比べができる鉄板焼コース「雅」。鉄板焼コース……と言っても、メニューの構成は、月替わりの日本料理と鉄板焼のコラボコースになっています。鉄板焼オンリーではありませんので、決して重くはありません。
シェフの軽快な手さばきとともに、さまざまな食材たちがジュージューと音を立てて焼かれていく光景は、まさに食のステージ。どんどんと食欲がそそられ、香ばしい匂いだけで脳内がとろけそうです。
この日のハイライトは、黒毛和牛フィレ40gと黒毛和牛サーロイン60gの食べ比べ。レアに焼き上げたフィレは、歯がいらないほどの柔らかさ。そしてぎゅっと脂を閉じ込めたサーロインは、弾力があり噛みしめるほどに肉の旨味が広がります。
また、シメのすだち香る肉蕎麦も絶品です!
5. 宿泊料金にちょっとプラスして"クラブラウンジ"を楽しむ
最上階の28階には、クラブラウンジ「リージェンシークラブ」があります。リゾート気分を高めるなら、ここを使わない手はありません。
ラウンジのお楽しみと言えば、時間ごとのフードプレゼンテーション。
「アフタヌーンリフレッシュメント」、「イブニングカクテル」、それぞれの時間帯別にセルフサービスでおいしいものを頂けます。
一番のおすすめは「イブニングカクテル」。この時間になると、夜景をつまみにワインやビールなど、種類豊富なアルコールを好きなだけ楽しめます。
お酒に合うメニューも充実。ちょっとずつ食べて、飲んで……を繰り返していると、しっかりおなかが満たされます。
クラブラウンジ利用料金は、宿泊料金とは別に1泊1人6,215円かかりますが、朝食ビュッフェ付き。チェックイン後から朝食タイムまで、うまく活用すればお値段以上の満足度を得られますよ!
6. ジムやプールを利用して旅の充実度を上げる
4階のフィットネスセンター(ザ・シティ・カントリー・クラブ)は、リゾナーレ大阪のゲストも利用ができます。
ジムとプールの利用料金については無料。ジムの横にはスタジオもあって、ヨガやピラティス、筋コンディショニングなど日替わりで行われるレッスンも、なんと無料で参加できます。ただし1回の定員は10名まで。気になるものがあれば早めに予約をしましょう。
ちなみに、ジムは24時間利用OK。大阪旅行で食いだおれた……なんて人も、美ボディーを取り戻すのに役立つかもしれません。
旅の疲れをリセットしたいなら、スパへ。こちらは、有料(1人1日3,000円)ですが、内風呂の他に2種類のサウナ(しっかり熱いドライ&ほどよい熱さのミスト)、キンキンに冷えた水風呂も完備。サウナ好きも満足できるでしょう。
20mの屋内プールは、予約を取ることが可能です。プールで泳いで心も体もリフレッシュできます!
プールの片隅にあるジャグジーが、また最高。自然光がたっぷり入る明るい空間で、ブクブクしながら1日の疲れを癒やせます。
リゾナーレ大阪は、大阪中心部までシャトルバスを使って約30分と近いのに、エネルギッシュな雰囲気とは違いどこか流れる時間もゆったり。週末のリフレッシュ旅にぴったりです。
せっかくならハイアット リージェンシー 大阪もフル活用して、子どもたちだけでなくパパもママも贅沢な休日をお楽しみくださいね!
■Information
星野リゾート リゾナーレ大阪(ハイアット リージェンシー 大阪内)
【場所】大阪府大阪市住之江区南港北 1-13-11