2023年02月10日11時30分 / 提供:マイナビニュース
iPhoneの現在位置を利用するアプリは、いまや珍しい存在ではありません。マップやナビゲーション機能を提供するアプリはもちろんのこと、スーパーなど小売店のチラシ/クーポン配布機能を備えたアプリの多くも、現在位置を参照します。
アプリが現在位置を参照できるかどうかは、ユーザに決定権があります。アプリをインストールするとき、位置情報の参照を許可するかどうかの質問にノーと答えれば、そのアプリは以降位置情報を参照できません。結果として機能は制限されるものの、ユーザのプライバシーは守られます。
しかしアプリの位置情報に関係した機能/サービスを利用したい場合には、アプリ提供会社を信用したうえで位置情報の参照を許可するしかありません。その設定は、『設定』→「アプリ名」→「位置情報」の順に画面を開けば自由に変更可能です。
位置情報の参照を許可する画面には、「しない」と「次回または共有時に確認」、「このAppの使用中」と「常に」という選択肢が用意されています。選択肢の中では「常に」がもっとも使用条件が緩く、アプリはいつでも位置情報を参照できます。
この「いつでも」は、アプリが前面に表示されていないとき(バックグラウンド動作時)も含まれる点に注意しましょう。自分が意識してアプリを操作しているときだけでなく、しばらく前に起動したアプリが継続的/断続的に位置情報を参照し続けている可能性があるからです。
その場合のデメリットとしては、バッテリー消費量の増加が挙げられます。目に見えてバッテリーの減りが早まるほどではないにせよ、電力消費量は増えます。いつどこにいたかというごくプライベートな情報が外部に流出し続けることもあり、むやみに許可すべきでないことは確かでしょう。