2023年02月06日15時33分 / 提供:マイナビニュース
米ノースカロライナ州立大学(NCSU)の研究チームは、パッケージ素材が、牛乳の風味と鮮度に与える影響に関する研究結果を発表した。それによると、ガラスビンは風味や鮮度を保つのに適しているが、紙パックは風味に影響を与えやすいことが主に影響し、「牛乳はビンで飲むほうがおいしい」ことが分かったそうだ。
牛乳などの乳製品は、光が当たることで、「光酸化」と呼ばれる反応を起こし、風味や鮮度が落ちてしまうことで知られる。これは、紫外線などが持つ光エネルギーによって、脂質やタンパク質などが酸化してしまう現象だ。そのため酪農業界は、遮光性の高い容器で牛乳を包装することに重点を置いてきた。パッケージ自体が牛乳の風味に与える影響については、ほとんど理解が進んでいなかったのだとか。そこでチームは、本研究を実施することにしたそうだ。
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