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冬に売れるヘッドホン、ソニーとゼンハイザーが2トップ - 古田雄介の家電トレンド通信

2023年02月07日06時30分 / 提供:マイナビニュース

今回はe☆イヤホン秋葉原店 本館にて、冬のお出かけ需要で売れているワイヤレスヘッドホンの直近の売れ筋を尋ねました。季節柄、コートとよく合うヘッドホンのランキングということになるでしょう。

同店の東谷圭人氏は「ヘッドホンはイヤホンと比べると男性人気優位の傾向がありますが、女性にもよく売れるモデルが増えていますね。パステル系のバリエーションを揃えるシリーズも多く、シルエットやカラーで注目される定番品もあります」といいます。

「冬に似合うヘッドホン選びの三カ条」を踏まえて、人気トップ5を追いかけていきましょう。
○<冬に似合うヘッドホン選びの三カ条>

持ち運びやすさやシルエットの軽さを求めるならオンイヤー型がお勧め
長時間の装着や遮音性を重視するなら、オーバーイヤー型から選びたい
イヤホン以上にノイズキャンセリング(NC)機能が普及しているが、非搭載機種もある点は意識したい

※本文と写真で掲載している価格は、取材した2023年1月11日14:30時点のe☆イヤホンWeb本店価格のものです。本店とは異なる場合があり、日々変動もしているので、参考程度に見てください。
第1位:名シリーズの前作を超え続ける「WH-1000XM5」

一番人気となったのは、ソニーの「WH-1000XM5」です。2022年5月発売のオーバーイヤーモデルで、売り出されたときから安定した高い人気を維持しています。ブラックとプレミアムシルバーの2色が選べ、価格は45,000円でした。

「同社のワイヤレスヘッドホン最上位モデルで、シリーズ5世代目となります。4世代の『WH-1000XM4』は音質もNCも完成度が高くて、これ以上の進化は無理と言われていましたが、それぞれしっかり超えてきました。ヘッドバンドも細くなって、髪型を潰しにくくなっているのもポイントですね。女性人気も高いモデルです」

第2位:WH-1000XM5としのぎを削る「MOMENTUM 4 Wireless」

2位は、ゼンハイザーのオーバーイヤーモデル「MOMENTUM 4 Wireless」です。2022年8月にホワイト、翌9月にブラックモデルが売り出され、取材時の価格は49,401円でした。

イヤホンの売れ筋と同じく、ソニーとゼンハイザーのワイヤレス最上位が2トップとなる構成でした。売れ方もよく似ています。

「シリーズで約3年ぶりの新作となりますが、こちらも音質やNC性能がとても高くて、評価のされ方もWH-1000XM5とよく似ています。比較すると、わりと硬めのかっちりしたサウンドを好む方がコチラを選ばれている印象ですね」

第3位:1万円台前半でNC搭載の「WHP01K」

3位に入ったのは、ファイナルのサブブランド「ag」(エージー)のオーバーイヤーモデル「WHP01K」でした。ブラックとダークグレイ、クリームの3色があり、価格は1万2800円となります。2021年3月から店頭に並んでいます。

「この価格帯でNCがついているのが魅力です。ファイナルのサブブランドということで音質も評判がよく、コストパフォーマンスの高さで選ばれていますね。カラーも好評で女性人気が高いのも特徴です」

第4位:スクウェアなシルエットが愛される「Major IV」

4位には、オンイヤー型のヘッドホンが入りました。マーシャルの「Major IV」で、価格は20,980円。ブラックとブラウンの2色を揃えています。NCは非搭載ながら、フル充電で最大80時間の再生が可能です。発売は2020年11月。

「やはり見た目の格好良さが一番のポイントですね。街を歩いていると、このシリーズを首からぶら下げている人は男女ともよく見かけます。そこに加えて、驚異の最大80時間再生というスペックも力強いですね」

第5位:8万円台でも人気の新境地「WA-Z1PNK」

5位は、AVIOT (アビオット) のオーバーイヤーモデル「WA-Z1PNK」です。ロックバンド・凛として時雨のドラマーであるピエール中野氏が監修したモデルで、価格は88,000円となります。2022年12月に登場したばかりで、カラーはブラックのみです。

「ワイヤレスヘッドホンでは珍しく、平面磁気駆動型ドライバーを採用しているのが特徴ですね。有線接続も可能で、外部アンプを通すとまた別のレベルの音が楽しめます。そうした楽しみ方も提供してくれるので、ワイヤレスヘッドホンとしては高価ですが勢いよく売れています」

はみ出し情報・・・10万円を超えるワイヤレスヘッドホンも動き出している

ワイヤレスヘッドホンの価格帯は、有線タイプと比べると上限が低いところがあります。しかし、最近は10万円を超えるワイヤレスモデルが複数登場するなど、ちょっとした変化が感じられるとのこと。

「ワイヤレスヘッドホン市場も育ってきていますが、現状では『数十万円の有線ヘッドホンを愛好する人たちがワイヤレスモデルにも関心を持つようになってきた』という流れが中心なのかなと思います」

同店で注目されているのは、Bowers & Wilkinsのオーバーイヤーモデル「Px8」。ブラックとタンの2色があり、価格は105,930円でした。

著者 : 古田雄介 ふるたゆうすけ フリーランスライター。『アキバPick UP!』(ITmedia PC USER/2004年~)や『売り場直送! トレンド便』(日経トレンディネット/2007~2019年)などのレポート記事を手がける。デジタルと生老病死のつながりにも詳しい。著書に『スマホの中身も「遺品」です』(中公新書ラクレ)、『ここが知りたい!デジタル遺品』(技術評論社)、『故人サイト』(社会評論社)など。 この著者の記事一覧はこちら

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