2023年02月03日14時30分 / 提供:マイナビニュース
凸版印刷、高知県香美市、香美市商工会、ティーエムエルデは2月3日、香美市内で資源ごみをリサイクルすることで地域Pay「kamica(カミカ)」にポイント還元される実証実験を翌日から開始することを発表した。
今回の実証では、社会課題や地域貢献の取り組みに対してインセンティブの発行が与える住民の行動変容を通じて、自治体予算や国からの助成金には頼らずに住民が地域Payを継続的に使用できる仕組みの構築を目指すとのことだ。
地域Payとは、各地域の決済サービスをまとめてデジタル化し、1枚のカードやスマートフォンアプリだけで複数の決済サービスを利用できるようにする決済プラットフォーム。地域のキャッシュレス化を支援する。
地域Pay kamikaは、香美市内の加盟店事業者で利用可能な、香美市が発行する地域電子マネーだ。香美市民全員にkamicaカードが全員に配布されているという。なお、凸版印刷は2021年4月20日からkamicaを香美市で提供している。
今回の実証では、住民がリサイクルステーションにペットボトルかアルミ缶を1本入れると、kamicaに0.2ポイント付与する。リサイクルステーションに入れるペットボトルやアルミ缶は、ラベルを剥がして洗浄したもののみで、これら以外はセンサーではじく仕組みだ。リサイクルステーションに投函された資源ごみは有価物として売却する。