理化学研究所(理研)は2月2日、植物が種子に多く蓄える油脂を合成する際に、酵素「LPPα2」と「LPPε1」が協調していること、また葉緑体もその合成に関与しているというこれまで知られていなかったメカニズムを明らかにしたと発表した。
同成果は、理研 環境資源科学研究センター 植物脂質研究チームの中村友輝チームリーダー(東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 教授兼任)、同・ヴァン・カム・グエン特別研究員らの研究チームによるもの。詳細は、米国植物生物学会が刊行する植物生物学全般を扱う学術誌「The Plant Cell」に掲載された。