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メスのセイウチ「タンポポ」、オスの「キック」と繁殖を目指して伊勢から南知多へ

2023年01月31日09時21分 / 提供:マイナビニュース

三重県伊勢市の「伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス」と、愛知県知多郡美浜町の「南知多ビーチランド」は、「ブリーディングローン」制度を活用したセイウチの繁殖計画を昨年に続き実施する。

ブリーディングローンとは、動物の繁殖を目的として、所有権を残したまま動物の貸し借りを行う制度で、日本動物園水族館協会によって創設された。

伊勢シーパラダイスのメスのセイウチ「タンポポ(推定20歳)」を1月31日に南知多ビーチランドへ貸し出し、南知多ビーチランド所有のオスのセイウチ「キック(25歳)」との間で繁殖を目指す。なお、交尾の確認ができ次第、タンポポは伊勢シーパラダイスへ戻る。日程は、移動が1月31日、同居が2月下旬から3月上旬、帰郷が3月中旬から4月上旬を予定している。

伊勢シーパラダイスのタンポポは、推定20歳の雌で、体重は約640㎏。2003年に伊勢シーパラダイスへ来館した。現在は、相棒のセイウチと2頭で、柵なしのふれあいイベント「セイウチお散歩タイム」で活躍中。

南知多ビーチランドのキックは、25歳の雄で、体重は約1000kg。1997年に鴨川シーワールドで生まれ、2003年に南知多ビーチランドへ来園。国内繁殖個体での飼育最長記録を更新中。

なお、2022年2月に嫁入りをしていたセイウチの「ヒマワリ」は、妊娠していることが確認できた。問題なく経過すれば今年6月ごろの出産となる。日本では、9つの園館でセイウチを飼育しており、そのうち繁殖に成功しているのは小樽水族館・鴨川シーワールド・鳥羽水族館の3園館のみ。現在セイウチの輸入は大変難しく、国内のセイウチ飼育館で協力して繁殖に取り組んでいる。

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