「デジタル給与」解禁されても利用したくない人は半数以上 - 理由は?

エン・ジャパンは1月19日、「デジタル給与」についてのアンケート調査の結果を発表した。調査は2022年11月28日〜12月25日、1万2,171人を対象に行われたもの。

まず、給与口座からチャージが不要になったり、手数料が減るなどメリットがある「デジタル給与」に関する内容を知っているか聞いたところ、6%が「内容をよく知っている」、42%が「概要は知っている」と回答。合わせて48%が知っているという結果となった。「知らない」の回答は52%。

「デジタル給与」が解禁された場合、利用したいかについては、19%が「利用したい」(「とても利用したい」4%、「利用したい」15%)にとどまった。「あまり利用したくない」は34%、「利用したくない」は23%、「わからない」は24%、「その他」は1%となっている。

「とても利用したい」「利用したい」と回答した理由については、「毎月お金の手続きや口座の移し替えなどは非常にストレスになっているから」「携帯で完結できるのは大きなメリットに思えるから」などのコメントが挙がった。

「あまり利用したくない」「利用したくない」との回答理由については、「田舎では、現金のみでの決済の店が多いから」「電子マネーでは預金金利もつかない」「現金との互換性やセキュリティなどの部分で不安が残る」などのコメントが寄せられた。

「わからない」「その他」と回答した人からは、「ある程度レビューを見てから使用したい」「家族の希望なども考慮する必要があるため」「実際あまり賛成ではないけれど、企業側がそうなっていけば従うと思う」などのコメントが挙がった。