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働き方改革は「サービス残業の増加でしかない」、会社員の約半数

2023年01月19日18時16分 / 提供:マイナビニュース

ドゥ・ハウスは1月19日、同社が運営するニュースサイト「ロバ耳」にて実施した「働き方に関するアンケート」の結果を発表した。回答者は、全国の会社員男女389名。

「あなたの勤めている会社では『働き方改革』を行っていますか?」と聞いた質問では、半数が「はい(51.0%)」と答えた。「はい」と回答した人に、「働き方改革によって、あなたの業務時間はどう変わりましたか?」と質問したところ、「増えた(14.2%)」、「変わらない(67.5%)」、「減った(18.3%)」という結果になり、働き方改革を行っても、業務時間は「変わらない」「増えた」と答えた人は合わせて8割を超えることが判明した。

業務時間が「変わらない」「増えた」と答えた人からは「形だけの改革で、納期も仕事量も人員も変わらないので、当たり前の結果」、「仕事のやり方を少しずつ変えてはいるが、極端な業務量削減ができない現状がある。逆に今いる人数で業務を回すことで負担が増えている」といった意見が寄せられている。

「あなたの会社が掲げている働き方改革は、結局のところ『申請できないサービス残業の増加』にしかなっていないと思いますか?」と質問したところ、「そう思う(23.0%)」、「ややそう思う(22.2%)」、「あまりそう思わない(20.7%)」、「そう思わない(34.1%)」となり、約半数が「申請できないサービス残業の増加」につながっていると感じていることが分かった。

「そう思う」と回答した人の意見として「業務量はあまり変わっていない。残業時間の月の上限が設定されており、サービス残業が増えたに過ぎない状況である」、「定時でログオフ後に、会社ネットワークに接続しない状態でPCを立ち上げ、続きの作業をすることが常習化している。そうしないと仕事が回らない」といった声が寄せられた。

また「あなたの会社が掲げている働き方改革は、結局のところ『優秀な社員へのしわ寄せ』にしかなっていないと思いますか?」という質問をしたところ、「そう思う(28.1%)」、「ややそう思う(30.4%)」、「あまりそう思わない(29.6%)」、「そう思わない(11.9%)」と、約6割が優秀な社員へのしわ寄せになっていると答える結果に。

「そう思う」と回答した人からは、「仕事ができてもできなくても、一定時間勤務していれば、決まった給与はもらえる。成果を上げれば上げるだけ、自分の仕事は増える」、「働き方改革でDX推進をしているけれども、結局手作業でやっていたものをデジタル化して、ITが苦手な人は仕事が減って楽になったと思う」といった声が集まった。

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