2023年01月14日00時00分 / 提供:マイナビニュース
Windows 11を使い続ける上で欠かせないのがMicrosoft PowerToys(以下、PowerToys)である。
アプリやエクスプローラーのレイアウトにこだわりがあればFancyZones、エクスプローラーのプレビュー機能強化ならFile Explorerアドオンと、必要な機能は使用者によって異なるだろう。
詳しくはリンク先の機能紹介を参照してほしいのだが、現時点で物足りないのが同期機能。設定や拡張機能を同期するVisual Studio Codeに慣れ始めると、各PCでPowerToysを設定していくのは煩雑だ。そこで利用したいのが設定のバックアップ&復元機能である。
OneDriveでドキュメントフォルダーをバックアップ対象に含めれば、PowerToysのバックアップファイルはドキュメントフォルダー下に格納されるため、そのまま別PCによる復元が容易だ。
ちなみに通知領域のインジケーターは「Win」+「B」キー→スペースキーで開くので、そのまま矢印キーでPowerToysアイコンにカーソルを移動させてから「Enter」キーで押してもよい。次は別PCでの復元操作だ。
これでOneDrive&ドキュメントフォルダーのバックアップが有効なPC間で、PowerToysの設定を同期できる。OneDrive未使用時は「%USERPROFILE%\Documents\PowerToys\Backup」フォルダーのバックアップファイルをUSBメモリーやネットワーク享有で別PCに持ち込むといいだろう。
著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら