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マルチクラウドの時代に押さえておきたい、Kubernetes運用の基本と真価

2023年01月17日09時00分 / 提供:マイナビニュース

●Kubernetes誕生の背景 - オンプレからクラウド、そしてマルチクラウドへ
インフラがオンプレからクラウドになり、システムの開発・運用管理も変わりつつある。そこでクラウドネイティブ開発の技術として注目されているのが「Kubernetes」だ。

TECH+の人気連載「Kubernetes入門」の著者で、NTTデータ 技術革新統括本部 システム技術本部 技術戦略部長の正野勇嗣氏が12月13日、14日に開催された「TECHフォーラム クラウドインフラ Day 2022 Dec. 変革を支えるニューノーマルのITインフラとは」に登壇。運用面を中心にKubernetesの概要や、利用によって得られる価値について話した。

連載「Kubernetes入門」はこちら

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○Kubernetes誕生の背景 - オンプレからクラウド、そしてマルチクラウドへ

Kubernetesはオープンソースのコンテナオーケストレーションツールだ。そもそもどうしてKubernetesが生まれ、必要とされるようになったのか。背景にあるのは、マイクロサービスの台頭だ。

マイクロサービスとは細かな単位に分割してシステムを開発するアプローチである。再利用性などの面でメリットはあるものの、運用面ではより細かな管理が必要となるほか、障害発生箇所の特定や復旧が難しい。障害によるシステム変更時のリリースも複雑になる。例えば、複数のマイクロサービスのうちの1つを差し替える際に、残りのマイクロサービスへの影響を把握しなければならない点などが挙げられる。

このような特性から、「マイクロサービス時代の今、運用の重要性が高まっている」と正野氏は言う。

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