2023年01月11日14時12分 / 提供:マイナビニュース
富山大学と佐賀大学は1月10日、数年前に開発した強い痒みを示すアトピー性皮膚炎モデルマウス(FADSマウス)を用いてアトピー性皮膚炎における痒みの原因を調べた結果、アトピー性皮膚炎患者の皮膚組織で作られる、細胞外マトリックスの構成要素である「ペリオスチン」が、知覚神経に作用して痒みを引き起こすとともに、その阻害剤が痒みを改善することを見出したと発表した。
同成果は、富山大 学術研究部 医学系分子病態検査学講座の北島勲理事・副学長、同・大学 学術研究部 薬学・和漢系 応用薬理学教室の歌大介准教授、佐賀大学 医学部 分子生命科学講座 分子医化学分野の出原賢治教授、同・布村聡准教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、ライフサイエンスを扱ったオープンアクセスジャーナル「Cell Reports」に掲載された。
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