Windows Server 2008 R2 (ESU)、サポートが終了

2023年1月10日、Windows Server 2008 R2 (Extended Security Update Year 3)のサポートが終了した。Microsoft Azureを除き、Windows Server 2008 R2のサポートはこれで終了する。該当する製品を使っている場合、サポートが提供されているより新しいプラットフォームへ移行することが望まれる(参考「Windows Server 2008 R2 - Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn」)。

Windows Server 2008 R2 Service Pack 1は2011年2月22日に公開され、そのサポート期限は2020年1月14日にすでに終了している。しかし、Microsoftは拡張セキュリティ更新プログラム(ESU: Extended Security Update)を提供。契約しているユーザーにはセキュリティ更新プログラムが最長で2023年1月10日まで提供されていた。

しかし、これは最後のアップデートの提供であり、以降セキュリティアップデート、非セキュリティアップデート、バグフィックス、テクニカルサポートは提供されない。サポートが終了した製品はセキュリティリスクが高まる。該当する製品を使用している場合、迅速にサポートが提供されているより新しいプロダクトへ移行することが望まれる。

なお、単体の製品としてのWindows Server 2008 R2のサポートは終了したが、Microsoft Azureで提供されているWindows Server 2008 R2に対しては4年間の拡張セキュリティ更新プログラムが提供されているため、あと1年間(2024年1月9日まで)はセキュリティアップデートが提供される。該当するサービスを使っている場合、向こう1年の間にサポートが提供されているより新しいプロダクトへ移行することが望まれる。

まだサポートが提供されているWindows Server 2012 R2は、9カ月後の2023年10月10日にサポートが終了する。Windows Server 2012 R2にも拡張セキュリティ更新プログラム(ESU: Extended Security Update)が提供されるため、最長となる3年間延長契約で2026年10月13日までセキュリティサポートが提供される。拡張セキュリティ更新プログラムを契約しない場合、向こう9か月以内にサポートが提供されているより新しい製品へ移行することが望まれる(参考「Windows Server 2012 R2 - Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn」)。