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JFCC、CFRP製部材・製品などから炭素繊維をリサイクルする技術開発を推進

2023年01月11日06時30分 / 提供:マイナビニュース

一般財団法人ファインセラミックスセンター(JFCC、名古屋市)は熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂系を用いたCFRP(炭素繊維強化プラスチック)部品・製品に使われている炭素繊維をリサイクルして再原料化する研究開発技術にめどをつけつつあると発表した。この研究開発技術の成果は、2022年12月20日に新構造材料技術研究組合(ISMA、東京都千代田区)が開催した「革新的新構造材料等研究開発」の2022年度成果報告会の中での講演で公表したもの。

最近はトヨタ自動車が実用化・販売した燃料電池車「MIRAI」に搭載されている熱硬化型樹脂系CFRP製タンク(燃料となる水素ガスを貯蔵)などが実用化されている。そして、脱炭素化技術開発の有効策の1つとして水素利用技術が研究開発され、一部では実用化され始めている。こうした水素を貯蔵するCFRP製ボンベなどが普及した際には、その原材料となる炭素繊維のリサイクル技術が不可欠になる。また、航空機や自動車などの一部には、すでに高性能な熱硬化型樹脂系CFRP製部材・部品が高性能化・軽量化を図る目的で使われているため、このCFRP製部材・部品から炭素繊維をリサイクルする技術も不可欠になり始めている。

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