国土交通省は1月4日、自動車検査証(車検証)の電子化を開始した。同日以降に発行される車検証は、ICチップが埋め込まれたA6サイズのものに変わる(従来はA5サイズ)。なお、軽自動車については1年後の2024年1月に電子化が予定されている。
電子化後の車検証は券面に印字される項目が減り、「自動車検査証の有効期間」「所有者の氏名・住所」「使用者の住所」「使用の本拠の位置」などはICタグ内のデータとしてのみ記録される。電子化の利点としては、記録事務代行サービスの構築により、整備事業者と運輸支局等との間のやり取りがスムーズになるとされている。