2023年01月05日10時45分 / 提供:マイナビニュース
2023年の年頭にあたり、Imperva Japan代表執行役社長 柿澤光郎氏は年頭所感として、以下を発表した。
データの外部連携が進み、実行環境にあるAPIおよびアプリケーション保護がより一層重要に
2023年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックからまもなく3年が経とうとしています。この3年間で、日本でもリモートワークなど新たなワークスタイルが定着し、それに対応したセキュリティ対策として、ゼロトラストやセキュアサービスゲートウェイ市場が拡充してきました。また、このパンデミックをきっかけに、デジタルトランスフォーメーション(DX)に対する取り組みが加速し、データもオンプレミスから外部のクラウドへの移行が進んでいます。
Impervaでは、かねてより「データとそこに至るすべてのパスを保護すること」をミッションに掲げ、お客様の重要な情報資産を保護しております。2022年、Impervaでは新たに2つの製品―「Imperva API Security」と「Imperva Data Security Fabric」の提供を開始いたしました。
「Imperva API Security」は、APIの継続的な監視、検知、およびAPI分類に対応し、レガシーおよびクラウドネイティブ・アプリケーションでのAPIの可視化と保護を実現します。また、「Imperva Data Security Fabric」は、エンタープライズ環境におけるデータセキュリティ制御を標準化し、オンプレミスおよびマルチクラウド環境において、すべてのファイルストアと資産の状況への可視性をもたらします。
日々複雑化しているセキュリティの課題に対し、多様な製品を用いた統合的なソリューションにより、あらゆるデータを包括的に保護することを可能にしております。
2023年は、ビジネスを加速させるために必要な外部とのAPI連携がさらに進むものとみられております。したがって、サードパーティ連携に伴うアプリケーションのサプライチェーン保護、すなわちAPI保護や、DevSecOps環境におけるランタイムでのアプリケーション保護の機会が増加すると考えております。こうした状況下において、RASP (Runtime Application Self Protection)の必要性は継続的に増しています。
また、内部からの情報漏えいのリスクは、外部からの攻撃に比べ2倍になる調査結果もあり、内部統制を含めクラウド環境でのデータ保護対策が急務となっています。Impervaは引き続き「データとそこに至るすべての経路を保護すること」をミッションに、金融、小売、製造業をはじめとする、すべての企業様の重要な情報資産の保護を支援してまいります。
本年も、Impervaをどうぞよろしくお願い申し上げます。