2023年01月02日10時00分 / 提供:マイナビニュース
俳優の木村拓哉が主演を務める、映画『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)の場面写真が2日、公開された。
同作は東映70周年を記念する新作オリジナル映画。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)。2人の夫婦生活は最悪の出会いで始まり、互いの寝首をかこうと狙う一触即発な毎日を送るが、次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。
今回公開されたのは、信長の正室として強い覚悟と信念を持ち、家臣の前を堂々と歩く濃姫と、物語で重要な役割を担う南蛮の楽器リュートを抱えながら思いを馳せる濃姫という、対照的な表情を見せる2枚の写真。
若くして政略結婚により信長の正室となった濃姫。正反対の性格の2人は水と油のような関係であったが、時間を共有していくに連れお互いに惹かれあい、そして「天下統一」という夢へ向かい突き進んでゆく。しかし誰もが知る織田信長とは違い、濃姫には文献がほとんどないという。
大友啓史監督は濃姫について「歴史上の記録が少ない。少ないという事は、フィクションとして作品を広げてくれる役でもある」と逆に勝機を見出し、古沢は戦国の世でイメージするような男性の脇に控えているだけでない、自由意志をもち、現代の女性がもつ強さに通ずるような自立した女性を脚本に描いた。大友監督は、この濃姫の存在が出来上がることで「戦国という時代に、男女を超えたパートナーシップを築いた。愛が生まれる物語であり、愛が成熟していく物語」になったと語っている。
濃姫を演じた綾瀬は、木村とは約12年振りの共演となり、乗馬、殺陣、舞い、弓といった技術を身に着ける所から役の準備を始めた。蝶のように優雅で気高く、そして奔放で力強い濃姫を見事に体現し、自らが演じた濃姫と信長について「2人は政略結婚でしたが、夫婦のかたちや感情は今も昔も変わらないもの。時代が大きく変わったとしても、信長も濃姫も私と同じなのだと思いました」とコメント。信長と対等に接し、彼に深い愛情を抱いていくという、繊細な感情を演じきった綾瀬に対し、大友監督は「受けの達人」であり「底なし沼」であると表現している。
(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会