2022年12月27日06時45分 / 提供:マイナビニュース
産業技術総合研究所(産総研)は、大型研究開発プロジェクト「革新的新構造材料プロジェクト」が2022年度で終わるために、この10年間に研究開発した軽量化材料活用技術のデータを集約・管理し活用するマルチマテリアル連携研究ハブを構築する計画を進めている。産総研は「AISTマルチマテリアル信頼性拠点」という名称の拠点を2023年4月に設立する準備を進めている。
この「AISTマルチマテリアル信頼性拠点」の構築計画は、12月20日に新構造材料技術研究組合(ISMA、東京都千代田区)が開催した「革新的新構造材料等研究開発」の2022年度成果報告会の中で発表した。こうした動きは、当該プロジェクトが終了する翌年度の2023年度から、物質・材料研究機構(NIMS)が鉄鋼信頼性評価拠点を設けるなどと、NIMSや京都大学(京大)などがそれぞれ連携して新構造材料開発を進める4拠点を築く計画を進めていることに連動している(注1)。
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