英会話教室 vs オンライン英会話、どっちがいい? - オンライン英会話のメリット・デメリット

マイベストは12月21日、「オンライン英会話に関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月9日～13日、オンライン英会話を検討している男女112名、およびオンライン英会話を受講している・受講していた男女92名を対象にインターネットで行われた。

はじめに、現在オンライン英会話を検討している男女112名を対象に、「オンライン英会話と英会話教室で迷っていますか?」と質問したところ、「最初からオンライン英会話のみを検討している」利用者は32%にとどまり、約7割がどちらにするか「悩んでいる・悩んでいた」ことが判明。

英会話教室に比べて、オンライン英会話の不安点を聞くと、「英会話教室に比べてモチベーションが保てるか不安」(62票)と考える人が圧倒的に多く、次いで「英会話初心者には向いていなさそう」(32票)、「予約を取る手間がかかりそう」(22票)と続き、「不安点はない」という人は全体の5%を下回った。

次に、オンライン英会話受講者92名に対し、受講前と比較した受講後の満足度の変化を調査したところ、61%の受講者が「オンライン英会話をはじめる前のイメージよりよかった」と回答。「レベルにあわせて先生が会話を引き出してくれた」「適度に褒めてくれてモチベーションがあがった」「講師と波長が合い、会話が楽しかった」といった声が。

一方、受講後も不安に感じていたイメージと変わらなかったと答えた30名からは「ネット特有のレスポンスの悪さが面倒だった」「講師といっても無資格のバイトの外国人が多いのではないかと思った」などの声があがった。

さらに、オンライン英会話受講者から、オンライン英会話受講前と後とで、選ぶ上で重要視するポイントを教えてもらったところ、受講前は「レッスン料の安さ」がトップだったが、受講後は「講師の質」がトップに。また、「レッスンの楽しさ」「受講しやすさ」の割合が上がっているのも特徴的で、実際に受講した利用者にとって、レッスン料の安さより、講師の質や実際のレッスンの楽しさ・自由度の高い授業システムが、満足度の高さにつながりやすい傾向がうかがえた。

続いて、アンケート結果を基に、人気のオンライン英会話スクール28サービスを対象に、「レッスン料」「講師の質」「講師の探しやすさ」「学習サポート」の4点から比較調査した。

その結果、「QQ English」が1位に選ばれた。講師の質の向上に力を入れているオンライン英会話スクールで、すべての講師に、英語指導に関する国際的な資格「TESOL」の保持を義務付けているのが特徴。そのため、講師の質の項目で4.5と高い評価を獲得。また、レッスン料は月8回受講で月額4,980円と大幅に安く、コスパよく質の高いレッスンを受けられる点が評価に繋がった。

また、2位の「産経オンライン英会話Plus」と、3位の「エイゴックス」は、講師の探しやすさの項目で4.2と高評価。それぞれ指導年数や母国言語で条件をつけて検索したり、受講生からのレビュー評価を確認してから講師を選んだりできるなど、自分に合う講師を見つけやすいことが評価された。