2022年12月23日16時53分 / 提供:マイナビニュース
STMicroelectronicsは、電気自動車(EV)の性能と航続距離を向上させる高出力SiCパワーモジュールを発表したのと同時に、韓国のHyundai MotorがE-GMP EVプラットフォームに採用したことも発表した。
STの新たな5つのSiC-MOSFETベースパワーモジュールは、自動車メーカーに柔軟な選択肢を提供し、EVで一般的に使用される定格電力と動作電圧をカバー。トラクション・アプリケーション向けに最適化されたACEPACK DRIVEパッケージに収納されたパワー・モジュールは、焼結技術により高信頼性かつ高堅牢性を実現しており、自動車メーカーはEVの駆動システムに簡単に搭載できるという。内部的には、主要なパワー半導体は同社の第3世代(Gen3)STPOWER SiC MOSFETを採用しており、高い性能指数(RDS(ON)×ダイ面積)と、低いスイッチングエネルギーおよび同期整流における優れた性能を兼ね備えているとする。
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