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明石家さんまは「人ではない」 長年タッグの八木亜希子&三宅恵介Dが証言する“見せない努力”

2022年12月25日07時00分 / 提供:マイナビニュース

●「杉本高文」がさんまの名プロデューサー
フジテレビ系バラエティ特番『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2022』が、今年はクリスマスのきょう25日(24:45~)に生放送される。

クリスマスにひとり寂しくしている視聴者が、明石家さんまふんする“明石家サンタ”からの生電話で「今年起きた不幸話」を披露して合格すれば、豪華プレゼントが当たるという32年目を迎える名物番組だ。

その醍醐味は、何と言ってもさんまと視聴者による何が起きるか分からない生放送ならではのやり取りやハプニング。そんなさんまと第1回から30年以上タッグを組む八木亜希子と、40年以上にわたる付き合いになる演出の三宅恵介ディレクターに、67歳の今もお笑い界のトップランナーとして走り続けるさんまの魅力を聞いた――。

○■“笑いの神様”を引き寄せるにもほどがある

さんまの印象について、「もう人とは思ってないです(笑)」と語る八木。「日常生活からしてどういう形で毎日が成り立ってるんだろうと、年月を重ねて知れば知るほど、不思議なことが多いんです」と、そのすごさを表現する。“人ではない”ことを確信した事例の1つとして、「体温計が反応しないんです。本当に数字が出ない(笑)」と挙げた。

三宅Dは「ある番組のロケハンに一緒に行ったら、あの人ずっと歌ってるんですよ。みんな大変で相手ができないから、ロケバスのさんまさんの席を運転手さんの後ろにすると、最終的には運転手さんとずっとしゃべってる(笑)。それが夜遅くなっても絶対に寝ないで、しゃべってるか、歌を口ずさんでるんです」と証言する。

八木は「“笑いの神様”がさんまさんを大好きなことは間違いないんですけど、引き寄せるにしてもほどがある」と驚きながら、その背景には生まれ持ったもの以上に、表では見せない努力があると分析。

「気に入ったエピソードがあったらどんどんインプットされて、それを一生忘れないんですよね。そういった記憶力とか勘の鋭さは、半端じゃない量のいろんなものを読んだり見たりしてるからだと思うんです。そんなに寝なくていい方なんで、その時間もインプットに使ってらっしゃるんだと思います」(八木)

そして、「1人でいるときはものすごい努力をされてると思うんですけど、絶対にそれを見せないし、言わないんです」(八木)といい、三宅Dも「何かのロケの帰りに、さんまさんが車の中で寝たことがあるんです。それを見たら、すごく恥ずかしそうにして『言わんといてくれ…』って(笑)。昔は打ち合わせしてるときに何か気づいたり、思いついたら、大きなネタ帳があって、それに書いてたんですけど、それはやっぱり見せたくない部分なんでしょうね」と、その性格に共感。

三宅Dは「キャバクラに遊びに行くのも、若い女性が何を欲して何が話題になっているか、あの人にとっては“取材”なんですよ」と推測し、「さんまさんは自分のプロデュースがすごくうまい方。杉本高文(=本名)が明石家さんまの名プロデューサーなんだと思います」と評した。

●一番の山場はオープニングの賞品紹介
『明石家サンタ』で長年にわたる名コンビとなったが、八木を起用した理由を聞くと、三宅Dは「当時、有賀(さつき)と河野(景子)と“三人娘”と呼ばれていて、さんまさんと食事したりしてたからじゃないかな…」と記憶を掘り起こそうとするものの、八木は「私、さんまさんとご飯食べるようになったのは、会社辞めてからですよ?」と否定。

続けて、「当時、私が小堺(一機)さんのファンで、河野がさんまさんのファンだと言ってたら、さんまさんと小堺さんの番組があるのをバラエティの方に教えてもらって、見学に行っちゃおうってなって、裏でご挨拶したのが最初でした。そこでの会話をさんまさんがずっとネタにしてるんですけど、河野が『痩せててよくしゃべる人が好き』と言ってたのに、後に太ってて無口な人と結婚したっていう(笑)。だから私は、それくらいのお付き合いだったんです」と明かした。

第1回の放送当時、八木はまだフジ入社3年目の若手アナウンサー。すでに、タモリ、ビートたけしとともに“お笑いBIG3”と呼ばれていたさんまとメインを張ることに、プレッシャーはなかったのか。

「今でもそうなんですけど、2人でやるという感じじゃなくて、さんまさんのお手伝いという意識なんです。その前に、24時間特番の生放送でインフォメーションアナを担当したことがあって、生放送で盛り上がる中で局としてお伝えしなければいけないこと、訂正しなければいけないことを言う係をやっていたから、その延長みたいな感じでしたね。だから、基本はさんまさんにお任せして、『深夜なので電話番号をお間違えないように』とちゃんと言えることと、時間内に終わらせればいいという感覚でした」(八木)

しかし、八木にとって一番の山場は、オープニングの賞品紹介。スポンサーなどから提供された約20点にも及ぶ賞品説明を一気に読み上げていくが、「それを言うのに、隣からいろいろツッコミがあるので、賞品紹介だけでこんなに長くなるというのは、ちょっと想定外でした(笑)」と、毎回思わぬ横やりにあいながら職務を全うしている。

○■赤が似合うと言われるのは『明石家サンタ』の影響?

結婚してアメリカに滞在していた当時も、この番組のために帰国して出演していた八木だが、唯一欠席したのが2019年。病気のため休養し、フジテレビアナウンサーの後輩である中野美奈子が急きょ代役を務めた。

当時のことを、八木は「ただただ、申し訳ない気持ちが強かったですね。結構ギリギリまで出ようと思ってたんですけど、さんまさんも三宅さんも『体のほうが大事だから』と言ってくださって」と振り返る。

そんな経験も経て翌年復帰し、今や日本で一番クリスマスにサンタのコスチュームを披露する番組MCに。八木は「赤がよく似合うってよく言われるんですけど、それはこの番組のイメージが強いからじゃないかなと思いますね(笑)」と、自身の中で大きな存在の番組となっているようだ。

三宅Dは「初期の頃に生まれた『八木さん、ファンです』『どこが?』『別に…』というやり取りをコアなファンも楽しみにしているから、これは八木さんじゃなきゃダメなんです。我々だけじゃなくて、見ていらっしゃる方がこうやって続けさせてくれているので、感謝ですね」と、今後も変わらぬ名コンビに期待を寄せた。

●八木亜希子
1965年生まれ、神奈川県出身。早稲田大学卒業後、88年フジテレビジョンに入社し、同期の有賀さつき、河野景子とともに“三人娘”と呼ばれて人気を博す。『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』のほか、『笑っていいとも!』『さんまのスポーツするぞ!大放送』『めざましテレビ』『スーパーニュース』などを担当し、00年に退社してフリーに。その後、『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)、『久米宏のテレビって奴は』(MBS)などで司会を務めたほか、映画『みんなのいえ』で本格的に女優デビューを果たし、『あまちゃん』(NHK)、『カルテット』(TBS)などのドラマにも出演。現在のレギュラー番組は『八木亜希子 LOVE&MELODY』(ニッポン放送)、『八木亜希子のおしゃべりミュージアム』(BSフジ)、『AS-Lab(アスラボ)チャンネル』(東京大学エクステンション)。

●三宅恵介
1949年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学卒業後、71年にフジポニーに入社し、機構改革に伴い80年フジテレビジョンに転籍。『スター千一夜』『欽ちゃんのドンとやってみよう!』『笑ってる場合ですよ!』『オレたちひょうきん族』『ライオンのいただきます』『ライオンのごきげんよう』『タケちゃんの思わず笑ってしまいました』『FNS27時間テレビ』『心はロンリー気持ちは「…」』『あっぱれさんま大先生』『タモリ・たけし・さんまBIG3!世紀のゴルフマッチ』『たけし・さんまの有名人の集まる店』『明石家マンション物語』などを演出した。現在は『はやく起きた朝は…』『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』を担当し、千代田企画代表取締役も務める。

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