キヤノンは12月20日、生産ラインにおける材料などの搬送物の移動量や速度を高精度に測定する計測機器の新製品として、新光学系を採用することで測定可能速度を向上させた非接触測長計「PD-710」を、2023年1月上旬に発売することを発表した。
プレス業界や製紙業界などでは、材料ロスの削減や製造機械の不具合による生産量低下を防ぐために、搬送物の長さや速さを正確に測定できる計測機器への需要が高い。中でも製紙業界では、トイレットペーパーやダンボールなどを正確な長さで切断するため、高速で搬送される中でもより高精度に移動量を測定したい、というニーズがあるという。