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パリッコのおつまみ革命 第10回 鍋用食材がおしゃれに驚きの大変身! 「鶏だんごのプチ煮込みハンバーグ」

2022年12月21日10時00分 / 提供:マイナビニュース

ハンバーグを家で作るのって、ちょっとハードル高くないですか?

タネの配合や、焼きかたはどうするのがベストか。途中で焦がしてしまったり、逆に生焼けになってしまったりしないか。味つけはどうするのか。そして、世の中には「ハンバーグをジューシーにする裏技」みたいな情報があふれていますが、どれが本当に効果があるのか。そして、それだけがんばってみてもけっきょく、お店のハンバーグのほうが美味しいんじゃないか。

料理に慣れた人ならばそんなことはないのかもしれませんが、そうでない人にとって、けっこう挑戦に勇気のいる料理だと思うんですよね。ハンバーグって。

ところが最近、そんなハードルがぐっと下がる、あるポイントを思いついたんです。それ以来、家でハンバーグを作る頻度が上がりました。

そのポイントとはずばり、「家で作るなら、煮込みハンバーグに限る」というもの。しかも、「煮込むのは、なんかレトルトのそれっぽいソースでじゅうぶん」というもの。

ここまで読んで憤慨された、本格志向や健康志向の方はすみません。もしれほどでもなく、1回試してみっか。なんて思われた方は、ぜひ続きをお読みください。
○煮込みハンバーグならば家でも簡単

作りかたをざっくりと説明すると、まずはタネを作ります。牛ひき肉でもあいびき肉でもいいので、適当な量買ってきて、そこに刻んだ玉ねぎ、生玉子、パン粉、塩コショウ、思いつきでお好みのスパイスなど、なんでもてきとうに入れてしまいましょう。すべて目分量でいいと思います。とにかく、あまりゆるゆるになったりせずに、ハンバーグ的な丸っこい形に成形できれば大丈夫。

で、そのタネを、油をひいたフライパンで、弱火でじっくり焼いていきます。たまに様子を見ながら、数分経てば、きっとヘラでひっくり返せるくらいまで片面が固まっているはず。いい感じの焦げ目がついてたらOKです。そうしたらひっくり返して、もう片面も同様に。

そのあとの仕上げがハンバーグ最大の難所だと思うんですが、ここでフライパンに、レトルトのデミグラスとか、ハヤシライスソースをドボドボと注いでしまう。これをじっくりぐつぐつと煮込んでいけば、さすがにそのうちしっかりと火が通るし、見張って入れば焦げてしまうこともない。また、全体がソースに浸っているから、焼きあがりがぼそぼそということもない。

これが、僕のたどり着いた、「家で作るなら、煮込みハンバーグに限る」理論というわけです。

さて今回紹介するレシピは、そのさらに手抜きバージョン。かつ、おつまみ向きバージョン。スーパーなどによく売られている、鍋用の「鶏肉だんご」。これを小さなハンバーグのタネと考え、煮込みハンバーグ風の料理を作ってしまおうというわけです。

本当に驚くほど簡単なので、まぁちょっと見ていってください。

まずはこういう、パックの鶏肉だんごを買ってきましょう。

続いてフライパンに油を引いて弱火でしばし温め、そこに鶏肉だんごをざっと入れてしまってください。

そうしたらそのだんごたちに、スプーンなどで上から圧をかけてやります。

するとほら、さっきまでは確かにだんごだったのに、

ね? で、これを様子を見ながら、たいてい5分くらいで、試しにひっくり返してみると、いい感じの焦げ目がついているかと思います。

で、もう片面もてきとうに焼いたら、ソースを投入。これはもうお好みのものをなんでも、それこそ、カレーでもシチューでもいいと思うんですが、僕のお気に入りはこちら。

4パック入って400円しないことも多いくらいリーズナブルな商品なんですが、ちゃ〜んと美味しいんですよね。そのまま食べる場合は、具が少ないのがちょっと寂しいけれど、煮込みハンバーグのソースとしてはむしろ、そっちのほうが都合がいい。

この状態でまた数分煮込めば、さすがに生焼けってことはないでしょう。心配ならひとつ割ってみてください。

ね、間違いなく美味しそうでしょう。鶏肉だから味はあっさりめだけど、お酒のつまみにはむしろちょうどいいくらい。それに、お子さんにも食べやすいと思いますよ。

さて、ここからはおまけ。

僕もいつもなら上の状態で完成としてしまうんですが、今が12月ということで、ちょっとひと手間加え、クリスマスパーティーの食卓に並んでいてもおかしくないくらい、小粋に仕上げてみましょうか。

そこで、てきとうな青菜(今回は小松菜)とプチトマトを、油と塩でざっくりソテーします。

そこにさらに、生クリームとコショウなんかをかけてやれば……

どうです? がぜん良くないですか? 手順があんなに簡単だったとは思えないですよね。1パック300円もしなかった鶏だんごが、食卓のメインディッシュに大出世!

○作りかた(ふたりぶん)

以下、分量はいつにも増してざっくりで大丈夫ながら、一応目安となる分量をのせておきますね。
○【材料】

・鶏だんご:1パック(今回は12個入り)
・レトルトのハヤシライスソース:2パック
・その他、お好みの野菜などのトッピング
・生クリーム:あれば
○【作りかた】

1.フライパンに油をしき、つぶした鶏だんごを弱火で焼く
2.片面に焦げ目がついたらひっくり返してもう片面も同様に
3.レトルトのハヤシライスソースを加え、しばらくそのままぐつぐつと煮込む
4.仕上げにお好みで、生クリームや野菜などを加える

パリッコ ぱりっこ 1978年東京生まれ。酒場ライター、漫画家/イラストレーター、DJ/トラックメイカー、他。酒好きが高じ、2000年代後半より酒と酒場に関する記事の執筆を始める。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。 この著者の記事一覧はこちら

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