2023年01月11日09時00分 / 提供:マイナビニュース
ESG(環境、社会、ガバナンス)/SDGs(持続可能な開発目標)に特化した非財務データの管理・分析ツール「TERRAST」を提供するサステナブル・ラボ。2019年に設立した同社は2021年からツールの一般提供を開始し、2022年にはSAPのERPソリューションとの連携を発表した。
同社CEO(最高経営責任者)の平瀬錬司氏は、農業や人材育成、ソーラーシェアリングなど複数分野での起業を経験してきた。だが、現在に至るまでの道のりは順風満帆ではなかった。
「世の中を良くしたい」という想いで、社会起業家として歩んできた平瀬氏に、これまでの経験や失敗談とともに起業を成功させるためのポイントを聞いた。
プロフィール
大阪大学理学部卒業。在学中から環境、農業、福祉などサステナブル領域のベンチャービジネスに環境エンジニアとして携わる。サステナブル領域において2社のバイアウト(事業売却)を経験。2019年、サステナブル・ラボを設立。
宇宙飛行士を目指すも挫折し、ITベンチャーに飛び込む
○--事業内容について教えてください
平瀬氏(以下、敬称略):企業の非財務データを管理するためのツール「TERRAST」、「TERRAST for Enterprise」を開発・提供するほか、大学や自治体と連携してESGやSDGsの観点から見た企業価値評価の研究を行っています。
事業会社はツールを活用してカーボンニュートラルや人的多様性など非財務領域の数値を同業他社と比較し、自社の取り組みを改善することが可能です。金融機関はさまざまな企業の非財務データを閲覧・分析できます。