NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が18日に最終回を迎えた。歴史的にあまり有名ではない北条義時(小栗旬)を主役にした作品は最初から義時があまり目立たず、彼の周辺の登場人物のほうが目立っていた。そもそも大河ドラマはちょっと出てパッと散る役のほうがおいしいと言われているようで『鎌倉殿』はまさにそのオンパレード。上総介(佐藤浩市)にはじまって義経(菅田将暉)、頼朝(大泉洋)、八重(新垣結衣)と魅力的な人物が鮮烈な死を迎え、その後も続く多くの人々の死とタイトルの13人が見事に最終回で回収されて三谷幸喜氏の圧倒的な構成力を見せつけた。
○■タイトル「13人」の“もう一つの意味”に衝撃