2022年12月16日22時04分 / 提供:マイナビニュース
Nothing Technologyは12月15日、Androidベースの同社の独自OSであるNothing OSにおいて、Android 13ベースの「Nothing OS 1.5」をオープンベータ版としてローンチしたことをアナウンスした。
同社のスマートフォン「Nothing Phone (1)」で動作するNothing OS 1.5は、2023年初頭に正式リリースの予定。最新のAndroid OSであるAndroid 13を搭載し、よりスムーズで安全なユーザーエクスペリエンスを提供でき、Nothingのための新しいカスタム機能を利用できるという。
Nothing OS 1.5 オープンベータ版へのアップグレードは、「Nothing Phone (1)」で「設定」→「システム」→「システムアップデート」を選択して行うことができる。
オープンベータ版ではNothing OSのバージョンアップとAndroid 13の新機能により、以下のような点が改善されるという。
Nothing UIをカスタムした新しい天気予報アプリ
アプリの読み込み速度が最大50%向上
Androidの「Material You」の拡充で、壁紙のマッチングに利用できる配色が増える
多言語対応によりアプリごとに異なる言語が設定できるようになる
フォトピッカーはアプリごとに共有したい画像を選択できるようになる
通知の設定は、アプリごとにオン/オフの設定ができるようになる
写真やビデオ、音楽とオーディオ、ファイルなど、共有したいメディアの種類によってアクセス許可がグループ分けされる
クイック設定に新しいQRコードスキャナーを追加
コピーしたテキストが画面の下部のクリップボードに表示され、貼り付け前に直接テキストを編集することができるようになる
メディアコントロールのビジュアルを変更
アクティブなバックグラウンドアプリを通知センターから直接閉じ、バッテリーを節約できる
ライブキャプション:デバイス内の音声を検出し、自動的にキャプションを生成する
バックグラウンドメモリの増加により、使用頻度の高いアプリの読み込み待ち時間が短縮される
未使用のキャッシュや期限切れのシステムダンプをクリアして「Nothing Phone (1)」の動作を新品同様に保つ、新しいセルフリペア機能を搭載
クイック設定の改善により、ネットワークとBluetoothデバイスの新しいポップアップが利用できる
音量調節のための新しいUIで、画面ロックを解除することなく、個々の音量を簡単に調整できる
ゲームモードの改善。ライト通知の新しいUIとGoogle Game Dashboardを追加する。ダッシュボードでは、スクリーンショット/スクリーンレコーディング/FPS表示/Do Not Disturbに対応
なお今回のオープンベータでは、部分的に動作が不安定になる可能性があるほか、Netflix/Google Payのアプリが完全には動作しないという。