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石川県「大呑」でBBQや海鮮、レンタルサイクルでの土地巡りを楽しむ

2022年12月17日09時34分 / 提供:マイナビニュース

全国的に古民家をリノベーションした宿泊施設が注目を集めています。先日筆者が訪れた石川県七尾市の大呑(おおのみ)地区にある「大呑ビレッジ 遊心庵」は、厳密には古民家ではないものの、ロケーションが自慢の趣ある一棟貸し宿です。

そんな「大呑ビレッジ 遊心庵」に宿泊して、大呑の里山里海の魅力を体験する1泊2日のツアーに参加。

短い期間にもかかわらず、同地区や周辺の土地の豊かさに触れられる中で強く感じたのは、大呑という地域を盛り上げようというプロジェクトが少しずつ動き出していて、例えば施設を拠点にしたサイクリングなどのアクティビティも、現在調整が進められていました。
○宿泊場所は「大呑ビレッジ 遊心庵」

「大呑ビレッジ 遊心庵」があるのは、石川県七尾市の大呑(おおのみ)地区。能登半島のほぼ真ん中、東には富山湾と、全国的に知られる自然豊かな場所に位置しているにもかかわらず、まだその魅力があまり知られていない穴場のエリアです。
○到着後、早速チェックイン

画商の別荘だった建物をリノベーションして2020年に完成したのが、この宿泊施設。一般的に古民家というのは、50年以上経ったものを指すため、厳密には古民家宿ではありません。とはいえ、立派な梁など、古民家の趣を感じることができます。

玄関からは土間のリビングが広がり、一段上がった両サイドに寝室と小上がりフロアという間取りで、土間ゾーンには薪ストーブやテーブルなどのグッズがそろい、野外ではないものの、アウトドア気分を感じられる仕様に。

キッチンには基本的な調理器具、庭にはウッドデッキとバーベキュー設備もあり、この時点で、夕食が楽しみになりました。
○夜は宿に戻ってバーベキュー

日が暮れ、夕食の準備を開始。火を起こして網の上で焼くスタイルのバーベキュー設備もそろっていますが、手軽にしたい方はスイッチひとつで操作できるコンロを有効利用しましょう。

また、簡単に焚き火ができる円形の焚き火台もあるので、キャンプ気分を味わいたい場合には、そちらも使ってみてくださいね。

バーベキューを存分に楽しんだあとは、中に入ってゆったりとした休息の時間に。焚き火もそうですが、薪ストーブで揺らめく炎も、ボーッと眺めているだけで癒やされます。

宿の中にテレビはありませんが、自分のデバイスをつないで音楽をかけられるスピーカーが用意されています。迷惑がかかる家も周りにはありません。自分にとって最適なリラックス空間を作ってみてはいかがでしょうか。
○迫力の朝日で起床

初日は雲が目立っていた大呑エリアでしたが、二日目は照りつける朝日とともにスタート。富山湾を挟んでそびえ立つ立山連峰。その向こうからの日の出は神々しささえ感じられました。

宿内の窓は外の景色を存分に味わえるよう、かなり大きく、寝室からも光がさす様子を見ることができ、最高の起床となりました。

朝食には、宿へ来る途中に立ち寄った氷見で購入した魚を使い海鮮丼を用意。「ひみ寒ぶり」で有名なブランド魚も、現地ではスーパーマーケットで気軽に買え、そさらに「ふくらぎ」とこの地域では呼ばれるブリの幼魚も一緒にのせ、ブリの食べ比べ丼の完成です。

凝った料理をせずとも、贅沢なご飯を食べられるのも自然豊かな土地ならではの体験。朝から優雅な時間を過ごすことができました。
○自転車で大呑の魅力を見て回る

チェックアウトした後は、宿泊者向けのアクティビティとして2023年2月より提供予定の「サイクリング」(1万円/人)に参加。朝9時からスタートして、2時間半のコースを案内してもらい、まずは「阿良加志比古(あらかしひこ)神社」へ向かいました。

境内に伸びる階段はところどころ苔むしており、神聖な空気感が漂っています。サイクリング体験をするときは、まずここで土地の神様に挨拶をしてからまわるようにしているそうです。凛とした空気に、さらにこれからの体験への期待が高まります。

さて、参拝が終わったら海の方へと出ていきます。

宿の周辺は緑に囲まれ、山の自然を楽しむ滞在イメージが強かったのですが、実際には海側まで徒歩でも行けるくらいの距離。山と海両方楽しめるのが、大呑の大きな魅力のひとつなのです。

タイミングがよければサイクリング体験の中で、船の上に乗せてもらえることもあるそう。今回は残念ながらチャンスがありませんでしたが、透明度が高く美しい海を満喫でき、いい時間となりました。

サイクリングはまだ続きます。今度は海側から一気に坂を上り、高台を目指します。坂道を上っている途中、どんどんと広がっていく視界。海と山が近い土地ならではの景色を堪能できます。

ちなみに、今回使わせてもらった自転車は、電動アシスト付きのマウンテンバイクでした。かなりの急坂でもスイスイと進むことができ、体力に自信がない方にもおすすめです。

宿から山へ海へと、相当なアップダウンの移動を繰り返し、多少息が上がる場面はありましたが、良い運動くらいの範囲でとても充実した時間を過ごすことができましたよ。
○特産品「巻き鰤」に驚く

サイクリングも終了し、ツアーのプログラムはここまでとなります。最後に宿の受付も兼ねている「大呑ハウス」で、地域の特産品である「巻き鰤(まきぶり)」の実物を見せてもらいました。

巻き鰤というのは、ひとことで言えば塩で保存用に加工したブリのことで、その味などから「海の生ハム」とも呼ばれています。巻き鰤を食べられるのは、基本的に8月のころ。また夏も大呑に来る楽しみが増えました。

岡本大樹 おかもとだいき この著者の記事一覧はこちら

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