2022年12月14日11時20分 / 提供:マイナビニュース
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立教大学は12月13日、強い紫外線環境における地球類似惑星を想定した大気シミュレーションを用いた検討により、強い紫外線環境では「原子輝線放射冷却」が重要な冷却過程となることを明らかにし、その結果、地球のような惑星は強い紫外線環境下でも数十億年にわたって大気の保持が可能であることを示したことを発表した。
同成果は、立教大 理学研究科の中山陽史特任准教授らの研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal」に掲載された。
2022年3月時点で発見された系外惑星は5000個以上となり、その中には地球によく似た特性を持つ可能性がある「ハビタブル惑星」も報告されている。そうした惑星が地球のような温暖環境を保持し、生命を宿しうる惑星なのかは良く分かっていない。しかし、温暖環境の保持に対して重要となる惑星大気は、恒星から届くX線と極端紫外線で構成される短波長(