京都大学(京大)は12月9日、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が最初に取得したデータを駆使して惑星状星雲「NGC3132」を調査し、複雑な形状をしている星雲が、既知であった中心星と2つあるいは3つの伴星との相互作用によるものであることを明らかにし、欧州宇宙機関の宇宙望遠鏡「ガイア」のデータと組み合わせることで、星雲を作り出す前の星の質量を正確に特定することに成功したと発表した。
同成果は、京大 理学研究科附属天文台の大塚雅昭特定助教らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英科学誌「Nature」系の天文学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。