2022年12月09日13時04分 / 提供:マイナビニュース
12月に入り、なにかと忙しい日々が続いています。料理をする時間が取れないこともあり、サバ缶でごはんを済ませてしまうこともしばしば。
「サバ缶もいいけど、たまには珍しいおかずで気分を変えてはいかが?」そういって缶詰博士が取り出したのは、何だかとても可愛らしい缶詰でした。
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○肉食料理に魚卵?
ふくやの勢いが止まらない。これまで「めんツナかんかん」や「明太王鯖」など、明太子味を生かした魚缶をヒットさせてきたが、今度はなんとチリコンカンに明太子をブチ込んだのだ。その名も「めんチリコンカン」であります。
チリコンカンの主原料は肉と豆。どちらかといえば肉食系の料理なのに、魚卵なんか入れちゃって大丈夫なのか?
○白ごはんに合う?
中身を検証する前に、外箱の凝った作りに触れたい。箱の折り目を展開していくと、長方形状に広がるのであります。内側にはメキシコ人風のおじさんが描かれており、17字×16行で(文字数多い!)商品説明を行っている。
その内容でもっとも気になったのは「明太子入りだから白ごはんに合う」というもの。いやいや、それ本当ですか? チリコンカンで白ごはん食べるなんて、今まで考えたことなかったですぞ。
○匂いはチリコンカンと同じ
ともあれ、いつものように湯せんで温めてから開缶! チリコンカンは熱々で食べるのがおいしい料理だから、たとえ缶詰であっても温めたほうがいいのだ。
一見するとチリソースらしい色だし、匂いもチリコンカンとまったく同じ。しかしソースの中には極小の白い粒が混ざり込んでいる。これが明太子の粒であります。
○これまで食べたことのない味
かくのごとし。メキシコおじさんの言うことを素直に聞き、めんチリコンカンを白ごはんに乗っけた。さらに目玉焼きを乗っけたのは、ふくやのサイトの調理例で紹介されていたからだ。
まずはめんチリコンカンを単独で味見する。通常のチリコンカンと同じ味に思えたが、それは一瞬のこと。すぐに魚卵のうまみが口いっぱいに広がって、飲み込んだあとは明太子の匂いが鼻から抜ける。これまで食べたことのない味で、白ごはんと一緒に食べてもちゃんとマッチしております。
具として入っている鶏肉、ひよこ豆、赤インゲンも存在感がある。豆はどちらも粒が大きく、形が保たれているのが好ましい。忙しい時のおかずに最高でありましょう。
缶詰情報
ふくや/めんチリコンカン 90g 324円
ぶくや直営店やネット通販などで入手可。
缶詰博士 かんづめはかせ 昭和41年福島県生まれ。公益社団法人・日本缶詰協会認定の「缶詰博士」。世界50カ国以上・数千缶を食している世界一の缶詰通。ひとりでも多くの人に缶詰の魅力を伝えたいと精力的に取材・執筆を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。著書に「旬缶クッキング」(ビーナイス/春風亭昇太氏共著)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α新書)、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い!缶たん料理100」(講談社)など多数。公式ブログ「缶詰blog」とFacebookファンページも公開中。 この著者の記事一覧はこちら