2022年11月22日、九州大学(九大)らの研究グループは、カーボンナノチューブに化学修飾による欠陥導入を行うことで、選択的に長波長化させた欠陥発光を示す欠陥配置を形成すること、そして高輝度化させることに成功したと発表した。また、この研究成果には分子設計指針として一般性があり、新たな欠陥構造制御技術を開拓することに成功したとも報じている。
では、今回開発された修飾カーボンナノチューブとはどのようなものだろうか。これによりどんな未来が期待されるのだろうか。今回は、そんな話題について紹介したいと思う。