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男性ブランコ、水族館ライブ語る 生き物から学びも「芸人もライバルがいないところを見つけて…」

2022年12月06日11時00分 / 提供:マイナビニュース

●想定外のことも起きた水族館での撮影「魚たちが寝てしまって」
お笑いコンビ・男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)が、12月9日にオンラインコントライブ「トワイライト水族館」を開催する。水族館や動物園、博物館など、園館系でライブがしたいと話していた平井の一つの目標が早くも実現。映像作品と生中継とを織り交ぜて届けるという。映像作品の撮影を終えた2人にインタビューし、水族館でコントした感想や、生き物から学んでいることなど話を聞いた。

――前回インタビューさせていただいたときに平井さんが園館系でライブがしたいとおっしゃっていました。今回、平井さんの提案で水族館でのライブが実現したのでしょうか。

平井:やりたいと話したことを記事として出していただいて、それを見たサンシャイン水族館の広報さんが「閉館後、貸し出しできますよ」と連絡くださって、そこから作家さんやマネージャーさんと話してコントライブをすることになりました。

――やりたかったことが早くも実現していかがですか?

平井:めちゃくちゃうれしいです。実際やってみると想定外のことがたくさんあって、それを知れたのもよかったです。生き物たちに光を当てたらダメとか、大声を出したらストレスになってしまうとか、勉強になりました。

――浦井さんはいかがでしたか?

浦井:劇場ではないところでやる新鮮さがあり、決まったときはすごく楽しみになりました。後ろにでっかい水槽があって魚たちが泳いでいる前でコントをやるというのが変すぎて面白かったです。

――ネタはこのライブのために作ったのでしょうか。

平井:はい。全部新作です。詳しいことは言えませんが、水族館がテーマのコントを作りました。

――想定外とおっしゃっていましたが一番想定外だったことは?

平井:水槽バックに魚たちが泳いでいるシーンを撮りたかったのに、魚たちが寝てしまって撮れなくて。そんなしっかり寝るんだと。次の日にリベンジし、少し早めの時間に撮り直しました。

浦井:最初に撮ったとき、でっかい水槽に1匹くらいしかいないという、あれは寂しすぎました。あと、ウツボが通ったのがよかったから、もう1回ウツボが通るのを待って撮影するというシーンもありました。

平井:ウツボ待ち(笑)。「ウツボ来た来た! 今撮ろう」って。

――魚たちのことを意識しながらコントをしないといけないわけですね。

浦井:生き物たちは自由ですから、こちらが思うほうに向いてくれるまで待つという我慢比べ。閉館後なので撮れる時間も決まっていて、何を撮って何を諦めるか選択が必要でした。

――大変なこともあったようですが、今後もまたやっていきたいですか?

平井:初めてやってみて勉強になったのでまたやりたいですね。いろんな水族館で対応できるようなフォーマットができたらいいなと。そして、水族館だけでなく、動物園や植物園、博物館などでもやってみたいです。博物館は生き物が相手ではないのでもうちょっとやりやすいのかなと。恐竜の化石をバックにしたり、いろいろチャレンジはしてみたいです。

――平井さんは生き物好きとして知られていますが、好きになったきっかけを教えてください。

平井:小さい頃にじいちゃんがよく魚釣りに連れて行ってくれていたのが一番のきっかけです。田舎だったので、サワガニ、ザリガニ、アゲハチョウ、カマキリ、カブトムシ、クワガタとかいろいろ捕まえてきて育てていました。形が面白かったのだと思います。

――浦井さんは生き物との関わりは?

浦井:金魚とカブトムシを飼っていましたが、土を触るのが苦手だったのでカブトムシは完全に父親に丸投げして育ててもらっていました。

――平井さんの生き物愛に影響を受けたりしていますか?

浦井:僕も水族館に行くのはもともと好きですが、ロケなどで(平井の)知識を横で聞いていて魚の種類をだんだん覚えてきて、知識は増えています。

●自身を生き物に例えると? 平井「ホタルイカ」浦井「トビエイ」
――以前、平井さんは、鉤爪がついているダイオウホウズキイカと自身を重ね、「爪痕を残すぞという熱意」が共通していると話していましたが、やはり似ているなと?

平井:ダイオウホウズキイカはおこがましいなって最近思ってきました。見栄を張って大きく出てしまったなと。僕はホタルイカかなと思います。

――ホタルイカとの共通点は?

平井:ホタルイカは夜に光りますが、僕もお笑いの世界の光になっている(笑)。さらに光輝いていきたいという思いも込めて。

浦井:沖漬け。

平井:酒のあてにすな(笑)

――浦井さんは自分を生き物に例えると?

浦井:トビエイ。ゆったり泳いでいますが、裏側を見ると口が面白くて。実はファニーな面があるよという、そこが似ているかなと思いますし、そうなっていきたいという憧れもあります。

――生き物から学び、ご自身の中で大切にしていることがありましたら教えてください。

平井:一番グッときたのは、どんなところにも生き物がいるということ。南極にもいるし、海底火山のメタンガスが出ている高温の地域にも深海ガニなどがいる。生き残るためにそれぞれ進化しているんです。芸人も同じように、ライバルがいないところを見つけて、そこで自分が生きていけるように進化していかないといけないなと。そういう意味でも水族館など、ほかの人たちがやっていないところで新しいチャレンジをしていきたいです。

浦井:なんでそっちを選んだの? というような進化をしている生き物がいる。ライオンやトラのように強くなるというわかりやすい進化の仕方ではなく、たとえばハキリアリは、葉っぱを切り刻んでキノコを育てて生きている。海の生き物でも、チョウチンアンコウのオスは最期、メスの体に吸収される。それが自分たちの種族にとってベストだと思ったというのが面白いなと。単に体を大きくするだけが生き残る手段ではなく、いろんな可能性がある。そういうことを知り、自分の中で考え方の幅がすごく広がりました。

――浦井さんも生き物について本当に詳しいですね。

浦井:影響を受けていますね(笑)

――最後にファンの方ににメッセージをお願いします。

浦井:真夜中の水族館で撮影した貴重なコントをぜひお楽しみください。

平井:お魚たちとコラボレーションした新作コントをご覧いただけたらと思います。

■男性ブランコ
浦井のりひろ(1987年12月3日生まれ、京都府出身)、平井まさあき(1987年8月1日生まれ、兵庫県出身)によるお笑いコンビ。2011年結成。大学時代に演劇サークルで出会い、2010年、大学卒業後に2人そろってNSCに入学。『キングオブコント2021』で、ザ・マミィと同率で準優勝し、一気に注目を集める。

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