半導体市場動向調査会社である米IC Insightsによると、毎年下半期のDRAM市場は長年、ホリデーシーズン向け需要で堅調に推移する傾向にあったが、2022年は従来通りのシナリオにならなかったという。
経済状況の悪化と世界的なインフレによるPC、スマートフォン(スマホ)、その他の家電製品に対する世界的な需要鈍化が背景にあり、その結果、2022年下半期のDRAM市場の規模は前期(2022年上半期、490億ドル)比40%減の293億ドルにとどまると予測している。また、2022年通年でも前年比18%減とマイナス成長になると見ている。