ちょっと前まで、冷蔵庫や洗濯機、ノートパソコンなど我々の日常生活に欠かせない機械類を購入しようとヤマダ電機やヨドバシカメラを訪れても、「入荷待ちです」、「品不足です」などと店員さんから言われたが、最近、半導体不足は徐々に緩和されてきているという。しかし、今日の世界情勢には再び半導体産業を脅かせる潜在的リスクがある。今後、半導体産業を取り巻く世界情勢はどうなっていくのだろうか。
我々が安心して半導体の恩恵を受けることができるかは、今後の大国間対立の行方にかかっている。半導体を巡る問題は色々あるが、今回はその核心とも言える台湾情勢について着目してみたい。