「final A5000」登場。「f-Core DU」ドライバ搭載、約3.2万円

finalは12月2日、独自に展開するイヤホン「Aシリーズ」における最新モデルとして、「A5000」を発表した。フラッグシップモデルのA8000開発時に確立した独自の評価法を用いて開発したとしており、12月23日発売予定。メーカー想定売価は32,800円前後。

振動板やボイスコイルなどのドライバー部品から、生産機器までも開発したシリーズ独自の6mmダイナミックドライバーユニット「f-Core DU（エフコアDU）」を搭載するイヤホン製品。ドライバのフロントハウジングには真鍮を採用したほか、振動板の応答性能を高めるためにボイスコイルに超極細CCAWを使用。小ロット生産による歪みのない成形を実現し、クリアでクリーンなサウンドを作り上げたとしている。

付属のケーブルが新設計になっている点もポイント。8芯のシルバーコートOFC線を用いた編み込みの「2-Pinソフトシルバーコートケーブル」を同梱しており、伸びやかな中高域と優しく深みのある低域を実現したという。2pinコネクタは自社開発品で、0.78規格が採用されている。その他の主な仕様は以下の通り。

製品名：A5000
筐体：ABS樹脂
ドライバー：ダイナミック型
コネクター：2-Pin
ケーブル：ソフトシルバーコートケーブル
感度：100dB/mw
インピーダンス：18Ω
重さ：28g
コード長：1.2ｍ
付属品：イヤーフック（ロック機構付き）、イヤーピース（SS/S/M/L/LL）、シリコン製キャリーケースなど