ゲオ、2022年の中古スマホ販売・買取ともにiPhone 8がトップ

ゲオストアは12月1日、全国のゲオモバイル／ゲオショップ1,500店舗で2022年1月1日～11月15日の間に取り扱った中古スマートフォンのデータを集計し、そのランキングを発表した。総合では販売／買取ともにiPhone 8が上位となり、Androidでは販売で「AQUOS sense3 basic SHV48」が、買取では「Galaxy A22 5G SC-56B」がトップとなった。

○総合ランキングはiPhoneが独占、Androidは2020年／2021年発売の機種のみ

全キャリアのiPhone／Androidを対象としたランキングは下表のとおり。集計は機種／キャリアごとに行っているが、ストレージ容量の異なるモデルの違いはまとめている。
中古スマートフォン販売数量ランキング【総合】

中古スマートフォン買取数量ランキング【総合】

販売／買取ともに、トップ3は大手3キャリアのiPhone 8が占めた。以下、iPhone 7とiPhone SE（第2世代）、ドコモ版のiPhone XRがランクイン。iPhone SE（第2世代）は販売・買取ともにランキングが上昇傾向で、発売から2年が経過して買い替え需要が高まり、流通量が増えたことを要因と分析している。

2021年はAndroidスマホが1機種ランクインしていたが、今年はランキングをiPhoneが独占している。AndroidはiPhoneにくらべてメーカー／機種が多様なので、単一機種としてiPhoneほどの流通量にならないのはしかたないところだ。

Androidに限ったランキングは次のようになっている。
中古スマートフォン販売数量ランキング【Android】

中古スマートフォン買取数量ランキング【Android】

Androidの買取ランキングでは、昨年ランクインした機種のうち6機種が今年も継続してランクイン。販売／買取ともに全機種が2020年／2021年に発売された機種となっており、iPhoneにくらべて商品サイクルが短いことがうかがえる。
○キャリア別ではAndroidスマホが1～2機種ランクイン

続いて、キャリア別のランキングを見ていこう。まずは販売ランキングから。
中古スマートフォンキャリア別 販売数量ランキング【ドコモ】

中古スマートフォンキャリア別 販売数量ランキング【au】

中古スマートフォンキャリア別 販売数量ランキング【ソフトバンク】

各キャリアとも、iPhone 7／8／X／XR／XS／SE（第2世代）が中心で、Androidスマホが1～2機種ランクインしている。ランクインするAndroidの機種はキャリアによりまちまちだが、いずれもエントリークラスの製品だ。

キャリア別の買取数量ランキングは以下のとおり。販売数量ランキングと大きな違いは見られない。
中古スマートフォンキャリア別 買取数量ランキング【ドコモ】

中古スマートフォンキャリア別 買取数量ランキング【au】

中古スマートフォンキャリア別 買取数量ランキング【ソフトバンク】

○SIMフリー機種ではより新しい上位モデルがランクイン

次はSIMフリースマートフォンの販売／買取数量ランキング。キャリア別では上位に入っていなかったiPhone 12／13世代の機種が目立つ。また、上位モデルのiPhone 13 Pro／Pro Maxがランクインしているのも特徴だ。
中古SIMフリースマートフォン 販売数量ランキング【総合】

中古SIMフリースマートフォン 買取数量ランキング【総合】

続いてタブレットのランキング。例年ではAndroid端末もランクインしていたそうだが、今年はiPadが独占する結果となった。買取ランキングで2018年以降に発売された機種が占める中、9位に初代iPad mini（2012年発売）がランクインしているのが目立つ。待望の小型iPadとして人気になった機種だけに、流通量が多いことのあらわれか。また、販売ランキングに「iPad Pro」シリーズがランクインしたのは初めてとのこと。
中古タブレット販売数量ランキング【総合】

中古タブレット買取数量ランキング【総合】

最後に、ゲオで格安SIMセットとして販売された端末のランキングを見てみよう。iPhoneシリーズの人気が高いのは例年同様とのこと。上位には低価格なiPhone 8／SE（第2世代）が入っている。
格安SIMセット販売中古スマートフォン端末販売数量ランキング【総合】