2022年12月01日06時00分 / 提供:マイナビニュース
俳優の岡田将生と中井貴一が、このたびテレビ朝日系ドラマ『ザ・トラベルナース』(毎週木曜21:00~)のクランクアップを迎えた。きょう1日には第7話が放送される。
同作は『ドクターX~外科医・大門未知子~』生みの親・中園ミホ氏が脚本を手掛ける、看護の世界に焦点を当てた痛快医療ドラマ。スーツケースを手に街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師=トラベルナース・那須田歩を岡田が、柔らかい物腰ながらここぞという場面では痛烈な一言を放つ謎多きスーパーナース・九鬼静を中井貴一が演じている。シリーズ作を除く10月期の新作ドラマでは第1位となる好視聴率を記録し続けている本作が、第7話から「最終章」へ突入する。
そんな中、ひと足お先に撮影現場もオールアップ。岡田は尊敬してやまない中井や、共に手を取り合って走り続けてきたスタッフたちの顔を改めて見渡し、万感の思いがこみ上げてきたよう。「この撮影期間、本当に至らないところが多々あったと思います。だけど、皆さんの毎日の情熱や優しさに、ものすごく助けられました」と、感謝の気持ちを口にすると、涙があふれ出す。「泣くと思ってなかった……!」と照れ笑いを浮かべつつも、力強い声で「後悔はありません! 皆さんとお仕事できたことは、僕にとって財産です」と語った。
そんな岡田と11年ぶりに再共演し、現場でも芝居でも支えになっていた中井もまた感無量の様子で「岡田くんの成長ぶりを感じながら、とても良い時間を過ごせました」とコメントした。
また、番組公式Twitterで小出しにしてきた「爆笑かわいいNG集」が第7話放送後にテレビ朝日公式YouTubeチャンネルでまとめて公開されることも決定。ベッドメイキングでやらかした岡田に中井が全力でツッコんだり、カッコよくドヤ顔で「同じミスは二度としません」と言うはずだった岡田が、うっかりミスしたり、六角精児の悲劇に菜々緒が「ウソでしょ!?」と爆笑したりと、キャストらの素顔が満載の映像となっている。
第7話では、第3話から再入院し、歩&静と交流を深めてきた大学生・三上礼(荒木飛羽)が、ずっと夢だった映画制作を実現できるチャンスをゲット。その矢先、礼のがんが外科的治療が極めて困難な状態にまで進行していることが判明する。息子に1日でも長く生きてほしいと願う母・七海(青山倫子)から治療に専念するよう言われた礼は、夢を断念しようと考える。やるせない気持ちを募らせながらも、ただ見守ることしかできない歩。ところが静は諦めずに映画を撮るよう、礼を鼓舞。夢か治療か、命の瀬戸際での「究極の選択」をめぐり、2人は対立する。さらに、前回ラストで胸元を押さえて苦しみだした静にも、ふたたび異変が。
クランクアップコメントは以下の通り。
■岡田将生
この撮影期間、本当に至らないところが多々あったと思います。だけど、皆さんの毎日の情熱や優しさに、ものすごく助けられました。(思わず涙)泣くと思ってなかった……! こうやって泣くのも久々なんですけど、本当に楽しかったです。こんなに素敵な作品を僕に任せてくださって、本当にありがとうございます。貴一さんもありがとうございました。後悔はありません! 皆さんとお仕事できたことは、僕にとって財産です。
■中井貴一
とっても久しぶりに民放の連ドラをやらせていただきました。自分は映画でデビューして今年で42年目になるのですが、本当にいろんなことを教えてもらったのはテレビドラマです。映画が“ふるさと”だとするならば、テレビドラマは“都会に出ていろんな社会経験を積ませてくれた場所”。ここ数年、テレビドラマがあまりよくないという話を聞くと、自分が育てられた場所を悪く言われているような気がして、なんとか「絶対にテレビドラマは悪くない!」ということを証明できたらと思っています。今回の現場では、岡田くんの成長ぶりを感じながら、とても良い時間を過ごせました。