日立製作所は11月28日、鉄道設備の輸送障害発生時において、指令員による早期の障害原因の特定や復旧方法の指示を可能とするAI支援システムを開発したと発表した。東日本旅客鉄道(JR東日本)とともに現場実証を経て、実用化に成功した。
同システムは、日立が独自開発した膨大な過去の記録から類似事象を判定し抽出するリコメンドAI技術を活用。JR東日本が蓄積する障害対応の記録から類似事象を判定して、原因の絞り込みや復旧方法の提案といった対応内容などを、現場の後方支援や指示を司る指令員向けに自動で提示し、判断を支援する。