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Windows 11ミニTips 第139回 OneDriveの同期確認機能は「for Business」専用のもの?

2022年11月26日00時00分 / 提供:マイナビニュース

Windows 11 22H2のエクスプローラーは、OneDriveの同期状態を確認できる。だが、正確には消費者向けのOneDriveではなく、法人向けのOneDrive for Businessだ。

何かの折で触れたように、筆者の作業環境はOneDrive for Businessに資料や原稿を集約させている。当然ながらOneDriveも並行して使用しているが、エクスプローラーを眺めていて疑問に感じたのが、同期状態の確認時に「OneDrive/OneDrive for Businessの切り替えは可能か」だ。そこでOneDrive for Businessクライアントだけ終了してみた。

上図のとおり、エクスプローラーにOneDriveの同期状態は示されず、現時点(ビルド22621.819)ではOneDrive for Business専用の機能と称して過言ではないだろう。個人的には便利なので、通知領域のOneDrive/OneDrive for Businessアイコンは非表示に切り替えた。だが、法人向けMicrosoft 365を契約していないユーザーには、本機能の存在に気付かないだろう。

MicrosoftはIgnite 2022で発表した内容に準じて、OneDrive周りの使用感を改善すると公式ブログで発表している。だが、本稿で取り上げているエクスプローラーとOneDriveの統合に関する説明は簡素で、法人向け・消費者向けの違いも判断できない(以前から同社のブログは表現が曖昧だ)。

現時点でOneDrive for Businessのアイコンからは、ごみ箱およびオンライン表示、クライアントの設定にとどまり、特に使い道はなく、「いい感じだが、もう一歩が足りない」と同社の悪いクセが出ている。先の公式ブログは法人向け機能に終始し、消費者向けOneDriveとエクスプローラーが統合されるか不明だが、同社は一般ユーザーにももう少し優しくしてほしいと思う。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら

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