2022年11月25日16時28分 / 提供:マイナビニュース
厚生労働省は11月24日、第17回「中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)」の結果を発表した。2005年10月末現在で50~59歳だった中高年者世代を対象に、健康や就業状況などを継続的に調査したもので、今回は第15回または第16回調査で協力が得られた1万9,765人について集計した。対象者の年齢は66~75歳、調査日は2021年11月3日。
○「仕事をしている」75歳、男性43.9%、女性34.0%
第1回調査時(16年前)に「65歳以降仕事をしたい」と答えた人のうち、今回「仕事をしている」人の割合は、男性の「66~69歳」で66.6%、「70~74歳」で51.7%、「75歳」で43.9%、女性の「66~69歳」で53.8%、「70~74歳」で39.6%、「75歳」で34.0%となった。
第1回調査から16年間の就業状況の変化を調べると、「正規の職員・従業員」は第1回38.6%から今回3.0%と大幅に減少。一方、「パート・アルバイト」は16.8%から14.6%と減少傾向がみられた。
第1回で「仕事をしている」人について、性別に今回の就業状況をみたところ、男性の「(第1回)正規の職員・従業員」では、「仕事をしていない」が55.8%で最多。以降、「パート・アルバイト」が15.6%、「労働者派遣事業所の派遣社員、契約社員・嘱託」が10.3%と続いた。
一方、女性の「(第1回)正規の職員・従業員」では、「仕事をしていない」が62.1%と最も多く、次いで「パート・アルバイト」が20.7%、「正規の職員・従業員」が5.2%との順に。また、「(第1回)パート・アルバイト」では、「仕事をしていない」が64.0%、「パート・アルバイト」が29.1%などとなった。