京都産業大学(京産大)は11月22日、近赤外線高分散分光器「WINERED(ワインレッド)」をチリのラス・カンパナス天文台の口径6.5mマゼラン望遠鏡に移設し、ファーストライトを達成したことを発表した。
同成果は、京産大 神山天文台の研究プロジェクト「赤外線高分散ラボ」を中心に、東京大学、民間企業も参加した共同研究開発チームによるもの。ラス・カンパナス天文台での設置や調整作業は、神山天文台の猿楽祐樹研究員、同・大坪翔悟研究員、同・竹内智美研究員を中心に、日本の共同研究者、同観測所を所有するカーネギー財団、同観測所の研究者らと協力して進められた。