2022年11月23日10時00分 / 提供:マイナビニュース
●新メンバー3人の武器とは? オーディション挑戦の思いも語る
女性ボーカルグループ・Little Glee Monsterの第二章が幕を開けた。かれん(24)、MAYU(23)、アサヒ(23)に、新メンバーのミカ(18)、結海(ゆみ・18)、miyou(みゆ・19)が加わり6人体制に。新生リトグリにインタビューし、新メンバーの魅力を伝えるとともに、新しい仲間を迎え入れようと決めた初期メンバーの思いや、第二章の目標、新曲の魅力など話を聞いた。
今年7月に芹奈とmanakaが卒業したことを受け、新メンバーを募集するオーディション「M∞NSTER AUDITION」を開催。7,002人の応募が寄せられ、11月14日に都内で行われた最終審査ライブを経て、ミカ、結海、miyouの3人が新メンバーに選ばれた。16日放送のTBS『THE TIME,』で新生リトグリがお披露目され、23日放送の同番組では、12月14日に配信リリースする新曲「Join Us!」を初歌唱。新メンバーの歌声が加わって新たな魅力もプラスされた、リトグリらしさあふれる美しいハーモニーを届けた。
――『THE TIME,』にて生出演して新生リトグリをお披露目されましたが、反響はいかがですか?
アサヒ:ファンの方だけでなく、いろんな方が「今後が楽しみだな」と言ってくださっているのをツイッターで見かけて、注目していただけているのがありがたいですし、うれしいなと思いました。
ミカ:私もSNSで「楽しみ」などとうれしいコメントがたくさんあって、改めて頑張らないといけないなという気持ちになりました。
――新メンバーの3人はオーディションを受けようと決意した思いをお聞かせください。
ミカ:昔から歌手になりたいという夢があり、親友がリトグリが大好きで私もリトグリの曲をすごく聴くようになって、将来歌手になるならリトグリのようになりたいと思っていたので、オーディションが開催されると知って絶対受けたいという思いで受けました。
結海:オーディションの応募条件に「音楽を愛すること」と書いてあって、それにすごく惹かれましたし、リトグリさんの曲は自分の学生生活に寄り添うような曲が多く、そんなリトグリさんの新メンバーオーディションということで受けたいと思いました。
miyou:私はアーティストとして生きていくことが夢で、でもソロなのかグループなのか何がやりたいのか迷っているときに偶然教えてもらったのがリトグリのオーディションで、これはやってみるしかないと思って受けました。
――オーディションを受けていく中で、リトグリに入りたいという気持ちが固まったのでしょうか?
miyou:ずっとソロでやっていたからこそ、一緒にオーディションを頑張っていた6人でやっていても、グループの魅力をすごく感じ、入りたいと思いました。
――ミカさんと結海さんも、オーディションの中でリトグリに入りたいという思いがさらに高まりましたか?
結海:はい!
ミカ:高まりました。
――ご自身の持ち味・武器を教えてください。
ミカ:ポジティブなところがいいところだと思っていて、多くの方々に「笑顔が素敵だね」と言っていただくので、それも大切な強みだと思います。子供の頃からとにかく笑っている子でした。パフォーマンスにおいても笑顔を生かして、みんなを笑顔にできたらと思います。
結海:オーディション期間中も「クールな見た目と中身が違ってギャップがある」と言ってくださる方が多く、自分の二面性をリトグリにも生かしたいなと。リトグリは明るい曲のイメージが強いと思いますが、かっこいい曲もたくさんあって、いろんな顔ができるんだよというのを表に出していけたらなと思います。
――ギャップというのは、クールに見えてパフォーマンスは感情を全力で表現しているという点でしょうか?
結海:そうですね。曲を伝えたいという思いで歌っています。
――miyouさんはいかがでしょうか?
miyou:声もビジュアルも今までのリトグリっぽさを何もかすっていない。そこに皆さん期待してくれていると思うので、自分らしく、新しいリトグリを助ける要素になれればなと思っています。
●かれん・MAYU・アサヒ、再出発を決めるまでのそれぞれの思い
――かれんさん、MAYUさん、アサヒさんは、改めて新メンバーを募集しようと決めた思いをお聞かせください。
かれん:今年は3人で活動しツアーも回らせていただき、3人だからこそできるパフォーマンスももちろんありましたが、昔から武器としているアカペラやハーモニーに関して難しい部分があり、新しいメンバーを迎え入れてもう1回アカペラもやりたいという話になりました。また、ここで若い子が入ってくれることによって、私たちももう1回頑張ろうという気持ちになって、ここから再出発という風にしたいという思いもありました。
――芹奈さんとmanakaさんが卒業することになってから、新しいメンバーを迎え入れようと決めるまでの思いも教えてください。
かれん:ファンの皆さんは5人が好きだと言ってくださる方もたくさんいたので、複雑な気持ちだったと思いますが、私はメンバーイチポジティブなので、2人の卒業を素直に応援したいなと思ったし、前向きな気持ちでした。
MAYU:私は正直、2人の話を聞いたとき、それやったらLittle Glee Monsterを終わらせたほうがいいと思ったのが本音でしたが、冷静になって自分自身を見つめ直したときに、2人が辞めてしまうから自分の人生も諦めるのは違うなと思い、Little Glee Monsterとして歌い続けたいというのが3人とも一致したので、気持ちを持ち直すことができました。結成10年ですが、まだ10年という気持ちもあって、これからも長く活動していく上では3人は現実的ではないなと。2014年にデビューしたときは、女の子のグループで歌を強みとするグループがあまりいなくて新しさで驚いていただくことがあったので、もう一度驚いてもらえるような音楽を届けたいという気持ちもあり、オーディションでは7,000人以上の方に応募していただきましたが、皆さん一人ひとりが私たちの希望になってくれて、その中でこの3人に出会うことができました。これから6人で支え合い、高め合いながら成長していけたらと思います。
――気持ちを新たに、とても前向きなパワーを感じます。
MAYU:そうですね。このオーディションを経て私たちもすごく刺激をもらいました。10年リトグリとしてやってきましたが、もっと自分も頑張らないといけないなという思いにさせてもらったので、一緒にこれから頑張っていきたいと思います。
――アサヒさんはいかがでしょうか?
アサヒ:私はずっとリトグリを続けていきたいという思いがあり、話し合いを重ねて3人とも思いが一緒だったからこそ、続けていくのであればもっと進化していきたいし、新しい世界に出ていきたいという思いもありました。でも3人だとハーモニーにも限界があるのは確かで、新しい仲間と一緒にもっと違う景色も見たいし、今までやってきたこともまた一つ一つ頑張っていきたいと思ってオーディションをして素敵な仲間と出会いました。
――最終オーディションを拝見し、ものすごく悩んで新メンバー3人を選ばれたのだと伝わりましたが、この3人を選んだ理由や期待していることを教えてください。
かれん:3人とも明るくてハッピーなオーラがあって、私たちよりも若いのでフレッシュさもあり、私たちも3人に影響を受けることがすごくあるので、今までのリトグリも応援や明るさをファンの皆さんに届けてきたと思いますが、3人が入ったことによってもっと楽しい雰囲気になるだろうなと思っています。3人のキャラクターや持っている雰囲気もすべて見ていたので、いろんな面を見て選ばせていただきました。
――そして、今までにない声の魅力やハーモニーにおける相性なども選ぶ基準だったと。
かれん:そうですね。3人のリトグリにはない、みんなそれぞれの声質や魅力的な歌声を持っていて、それも選ぶポイントだったと思います。
――6人体制の新生リトグリの魅力をどのように感じているか、今後こうなっていきたいという期待も込めてお聞かせください。
MAYU:私たち3人はすっかり大人になってしまいましたが、デビュー当時は若い女の子たちが歌えるというところもポイントだったので、フレッシュさを改めて感じていただけるのは魅力だと思いますし、リトグリに新しい風を吹かせてくれる3人が入ってくれたので、これまでの曲を歌っても全然違う曲になると思います。それは今までのリトグリの歴史を消すわけでは決してなく、ファンの皆さんには両方の楽しみ方をしていただけたらなと思います。何年も歌ってきた曲が新しく生まれ変わるというのは私たちも楽しみですし、これから生まれていく曲もこの6人だからこそぴったりハマって歌える曲になっていくと思うので、楽しみに期待していてほしいです。
アサヒ:入ってきてくれた3人の声質が全然違うので、また違ったハーモニーがこれから作り上げられていくのかなと思います。
●いろいろな思いを込めた新曲 久しぶりの分厚いコーラスに喜び
――新体制初のリリースとなる「Join Us!」の魅力や込めた思いを教えてください。
かれん:リトグリの一つの特徴・魅力として全員がメインパートを歌うというのがありますが、今回の「Join Us!」もそうで、6人で歌うといろんな歌声が飛んでくる楽曲だなと思いますし、それぞれの個性がすごく引き立っているなと思います。
MAYU:新メンバーが決まる前に8周年の生配信を3人でやったときに、ファンの方に「皆さんを置いていかないよ」ということをすごく伝えたのですが、「誰も1人にしないから」「世界は愛で回っている」という歌詞を歌っているときに生配信を思い出しました。いろんな捉え方ができますが、そういう捉え方もファンの皆さんにしてもらえたらうれしいなと思いますし、久しぶりに分厚いコーラスを歌って聴けたのは私もうれしかったです。難しければ難しいほど歌い応えがあり、6人で一発目の曲なので完成度を上げて皆さんを驚かすことができたらなと思いますし、楽しい曲なので楽しく届けられたらなと思います。
――6人だからこそのハーモニーの力強さを実感した曲になったわけですね。
MAYU:そうですね。新しくレベルアップしたリトグリを届けることができるのはうれしいです。
アサヒ:最初にハーモニーを奏でる部分があるのですが、そこの厚みもぜひ聴いてほしいです。歌詞は、今までのファンの方を置いていかないという気持ちもそうですが、第二章が始まるハッピーさも兼ね備えていて、みんなで一緒に歌いたくなるような曲になっています。
――新メンバーの3人は初めてのレコーディングに参加した感想をお聞かせください。
ミカ:長い時間をかけてレコーディングしたのですが、初めての体験なので楽しかったですし、人の声に合わせて歌うコーラス部分の難しさも実感しました。
結海:ミカちゃんも言っていた通り、主線の歌い方にあわせて上ハモや下ハモを変えないとまとまったハーモニーにならないのでそこに苦戦しました。こんなにも自分と人の歌い方って違うのだという発見もあって楽しかったです。
miyou:レコーディングは100%のものを作るぞという気持ちで録るので何回も何回も録り直して、納得するまでやるというのが、歌に対してもコーラスに対しても、こういう風にアプローチしたらもっと交わるんやなとか、自分のインスピレーションになりました。あと、グループなので待ち時間が長かったのですが、いろんなおしゃべりができてその時間も楽しかったです。
――自分の歌声が入った曲を聴いた感想もお願いします。
ミカ:これから新しい思い出をファンの方たちとたくさん作っていくよという気持ちを込めながら歌わせていただきましたが、聴いたときは感動しました。
結海:曲の中に自分が入っていることがまだ信じられなくて、これからどんどんそういう曲が増えていくと思うと楽しみでしかないです。2曲目からもレベルアップしていけるようにスキルをどんどん高めていきたいなと思います。
miyou:すごくうれしくて何回も聴いています。一つの曲として聴いていてすごく楽しいし、だからこそ歌うときに本当にいいものを歌えるようにしたいなと思います。
●「第二章のリトグリでまた紅白歌合戦に出たい」 世界にも意欲
――第二章の目標として掲げているものは?
かれん:まずは日本中の皆さんに知ってもらうこと。まだやってないライブ会場や、大きいライブ会場でもライブがしたいという夢があるので、日本中の皆さんにリトグリの曲を届けたいと思っています。また、リトグリはデビュー当時から世界に通用するアーティストとして集められ、ペンタトニックスやアース・ウィンド・アンド・ファイアーとコラボさせていただきましたが、世界にも発信していけたらなと。また海外でもライブがしたいです。
――こんな番組に出たいというような具体的な目標もありましたら教えてください。
アサヒ:第二章のリトグリでまた『紅白歌合戦』に出ることをまずは目標にしたいです。
かれん・MAYU:そうね!
miyou:そわそわしてきました(笑)
結海:ずっと家で見ていた側なので自分があの場所に立っているイメージがまだついていませんが、私もあの場所で31日を過ごせるのかなと思うとすごくワクワクしますし、そのためにもっと努力したいなと思います。
ミカ:私も紅白に出たいです。大きな舞台なので出られるよう頑張りたいです!
――改めてお一人ずつ、ファンの方に向けて今の心境や今後への意気込みをお願いします。
かれん:新しい3人が入ってくれたことによってよりパワーアップしたリトグリになっていくと思うので、今まで応援してくださっていたファンの方ももちろんですが、新しく応援してくださるファンの方もたくさん増えるように、6人で力を合わせて、リトグリここにいるよ! という風に元気にポジティブに明るく活動していけたらなと思います。
MAYU:この6人で新しいリトグリを……今までの歴史も思い出も大事に、それを強さに変えていきたいと思っていますが、これまでよりもリトグリ輝いているねって思ってもらえるくらいの活躍をしていきたいと思います。引き続き応援してくださる皆さんはゆっくりでいいので、自分のペースで自分に合った応援の仕方をしてもらえたらなと思いますし、1人でも多くの新しい方に出会えるように素敵な音楽を6人で届けていけたらなと思います。
ミカ:今も昔も大切にしながら私らしくさらにさらに成長して、この6人でいろんな景色を見られたらいいなと。楽しく活動していきたいです。
アサヒ:ガオラー(リトグリのファン)の皆さんはメンバーの人柄が好きというのももちろんですし、リトグリのハーモニーや楽曲に救われたというお手紙もたくさんいただくので、これからも一人ひとりの人生に寄り添えるような歌を歌っていきたいと思います。
結海:かれんちゃん、MAYUちゃん、アサヒちゃんが、今までもこれからも大切にしたいという思いでリトグリを続けると決めてくださったので、その思いも理解して、自分自身もその歴史を大切にしながら新生リトグリを作っていきたいですし、今まで応援してくださっていた方の期待に応えるには、まだまだ自分は未熟な部分もあるので、スキルアップしていきたいなと思います。
miyou:今までリトグリのみんながいろんな思いで作り上げてきたものがたくさんあって、1回それが揺らいだときにこうするという決断をして、そうして私たちを選んでくれたことに感謝しながら、作り上げてきた方たちと一緒の時間をこれから共有していけることがすごく楽しみだし、私たちも胸を張ってリトグリだと言えるように、努力して認めてもらえるように精一杯頑張ってリトグリになりたいと思います!
■Little Glee Monster
力強い歌声と高度なアカペラをも歌いこなす透き通ったハーモニーを武器に、2014年に「放課後ハイファイブ」でメジャーデビュー。2017年に初の武道館単独公演を開催し、2018年には初のアジアツアーを成功させる。2018年「世界はあなたに笑いかけている」が「コカ・コーラ」の年間イメージソング、2019年「ECHO」が「NHKラグビーテーマソング」に選ばれるなど、数々のCMやテレビ番組に楽曲が起用されている。『NHK紅白歌合戦』には2017年から4年連続出場。今年7月に芹奈とmanakaが卒業したことを受け、新メンバーオーディションを開催し、7,002人の応募の中からミカ、結海、miyouの3人が新メンバーに決定し、11月16日にTBS『THE TIME,』で新生リトグリがお披露目された。