2022年11月22日14時02分 / 提供:マイナビニュース
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月22日、月へのセミハードランディングを目指し、11月16日に「スペース・ローンチ・システム(SLS)」で打ち上げられた超小型探査機「OMOTENASHI」について、月着陸に必要な月着陸マヌーバ(DV2)運用の実施ができないと判断したことを明らかにした。
OMOTENASHIは、ロケットから分離後、通信が途絶。想定外の速さで回転しており、太陽光パネルによる発電ができていないトラブルが発生していた。機体の姿勢を変える制御などを行ったが、バッテリの電圧が低下。機体の回転軸方向を変更するコマンドを送信したものの、送信機が電圧低下の影響でオフとなり、それ以降、探査機からの電波は受信できない状況がこれまで続いていた。
[ 続きを読む ]