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交換中に誤ってリチウムイオン電池を傷つけたら発火する? iFixitが検証動画公開

2022年11月21日13時38分 / 提供:マイナビニュース

欧米で「修理する権利」が重んじられるようになり、ユーザーが自分で内蔵バッテリーを交換できるオプションが増えてきた。しかし、スマートフォンやタブレット、ノートPCに用いられているリチウムイオン電池はエネルギー密度の高い蓄電池であり、破裂や発火の事故がニュースになることも。修理や交換の際に工具で誤ってバッテリーに亀裂を作ったらどうなるのか。デバイス修理情報や修理パーツ、ツールを提供する米iFixitが、リチウムイオン電池に工具を突き刺す実験動画「Everything You Need to Know About Exploding Batteries」を公開した。

充電式のリチウムイオン電池の発火は、電池に含まれるリチウムではなく、電解液に含まれる溶媒によって引き起こされる。電解液は安全に保護されているが、絶縁層が破壊されるような損傷によって局所的にショートし、そこを通り抜けようとする電流で加熱が起こる。そのホットスポットで周囲の電解液が気化し、揮発性の高い溶剤と混ざった炭酸ガスが発生。過熱によって引火点に達すると発火し、その熱でさらに電解液が気化して熱暴走と呼ばれる連鎖反応が起こる。

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