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『アトムの童』山崎賢人&松下洸平のコンビ感は「藤子不二雄さんをイメージ」

2022年11月20日06時00分 / 提供:マイナビニュース

●それぞれ個性が立ちつつお互いリスペクトしている関係性を
現在放送中のTBS系日曜劇場『アトムの童(こ)』(毎週日曜21:00~)。本作で、「ジョン・ドゥ」として伝説的なゲームを制作した安積那由他と菅生隼人。演じているのは山崎賢人(「崎」は「たつさき」が正式表記)と松下洸平だ。親友であり、互いの能力を高く評価しているビジネスパートナーである2人の関係性について、中井芳彦プロデューサーは「藤子不二雄さんをイメージしたんです」と明かした。

本作は、現代のゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者である「ジョン・ドゥ」が、廃業の危機に陥っている老舗玩具メーカー「アトム玩具」を立て直すために、一人娘で社長となった富永海(岸井ゆきの)とタッグを組んで、自分たちをつぶそうとする大企業に戦いを挑む姿が描かれる。

そんな「ジョン・ドゥ」としてタッグを組むのが山崎と松下だ。過去の悲しい出来事から、袂を分かつことになった2人だったが「モノ作り」への熱い思いで、再び共にゲーム開発をすることになる。中井プロデューサーは「一人ずつでももちろん個性は立つのですが、僕のなかではこの2人のコンビは、藤子不二雄さんのようなイメージなんです」と語る。

続けて中井プロデューサーは「藤子不二雄Aさんが描かれた『まんが道』という作品がありますが、一人一人は独立して有名なのですが、お互いがお互いをリスペクトしている関係性を描きたかったんです」とコンセプトを説明すると「そういったことが言葉の端々ににじみ出てくるといいなという狙いはあります。あと僕は『M-1グランプリ』のメイキングなどを観るのが好きなのですが、舞台の外では友達から始まって、モノ作りを共にする関係になった……みたいな話もいいなと感じてイメージしました」と述べた。

そんなコンセプトの「ジョン・ドゥ」だが、中井プロデューサーの目には、実際の山崎と松下の関係性も相性がばっちりと映っているようだ。

「山崎さんってひらめき型というか予期できないタイプ。一方の松下さんは、とてもいろいろなことを考えてお芝居をする方。そんな2人が肩の力を抜いて話している姿や、カメラが回っていないところで話をしているわけではないのですが、目と目で合図しながら遊んでいるところを見ると、本当に仲がいいんだなと感じました」

日曜劇場と言えば、月曜日からの一週間を元気に過ごせるような爽快感を与えてくれるのが特徴だ。中井プロデューサーは「そこまで“日曜劇場”だからということは意識していないのですが、やっぱり放送終了後にモヤっとするものは残さず、かといって次の週への引っ張りは意識して見せたいなという思いはあります」と語ると「これまで日曜劇場というとスーツのサラリーマンというイメージが強かったようで『スーツじゃない日曜劇場はなんか新鮮だね』と声を掛けていただくことがありますね」と反響について述べていた。

また、ゲーム業界を題材にした物語について、中井プロデューサーは「元々プレイステーションが任天堂から出ることになっていたかも……という話を昔聞いていたときから、面白いなと思って企画書を出していたんです」と発端を述べる。

さらに中井プロデューサーは「そのときはいわゆるゲーム制作の話ではなくて、企業周りの物語だったのですが、取材を重ねていくうちに、いまインディ・ゲームというのがとても勢いがあると知りました。ドラマで使わせていただいた『Downwell』というゲームを開発したもっぴんさんや、ほかのゲームクリエイターの方にもお話を聞かせていただき、いまのようなストーリーにしようと思ったんです」といきさつを説明する。

●山崎&松下らの起用理由 ハナコ岡部は『半沢』上戸彩的役割!?

ゲームクリエイターたちの熱い話。天才ゲームクリエイター・那由他に山崎を起用した理由について「もちろんこれまでも連続ドラマに出演されていましたが、なんとなくそこまで地上波のドラマにたくさん出演しているイメージがなかったので、面白いかなと感じたんです」と新鮮な人選だったことを述べると「実際ご一緒して、すごくピュアというか、もっぴんさんに会っていただいたときも、いろいろと質問されていましたし、役に取り入れられると思うようなことを積極的にやられているんです」と語る。

そして中井プロデューサーは、山崎の役へのアプローチ方法に感心したという。「例えばフィギュアとかプラモデルに触れるシーンが結構ありますが、医療ドラマとかでもプロっぽく見せるにはどうしたらいいかという話をする方は結構多いのですが、山崎さんはもう一つ先に進んでいるというか『愛が感じられる扱い方ってどんな感じなんでしょうか』という聞き方をするんです。役に対してそういった切り取り方をするのは、とても新鮮で素敵でした」と称賛する。

そんな那由他とコンビを組む隼人役の松下の起用理由については「山崎さんが先に決まっていて、その隣で彼に負けないぐらい輝いていて魅力的な人と考えたとき、松下さんの顔が浮かんだんです。両極端なのですが、どちらも応援したくなる……2人並んだとき絵になるなと思ってオファーさせていただきました」と説明。

一方、2人の社長としてアトム玩具を切り盛りする海役の岸井については「内にすごく熱いものを秘めているのですが、それをうまく表現できない……という不器用な人間だけれど応援したくなる。そんなキャラは岸井さんにぴったりだと思ったんです。『恋せぬふたり』の演技もそうですし、東京ガスのCMで見せた顔も、今回の役と共通点があるなと感じました」と語った。

また、那由他の理解者であるネットゲームカフェの経営者兼店長・森田聡を演じるお笑いトリオ・ハナコの岡部大については「あの役柄のイメージは『半沢直樹』の上戸彩さんのような……。献身的な愛じゃないけれど、主人公に対しての心の支えになるような存在。恋人も考えたのですが、それよりも男性の方が言いたいこと言い合えるのかなと思ったんです。そのなかで、3人のコント師って、なんかバチバチしていない、仲のいい感じってあるじゃないですか。特に岡部さんの物腰の柔らかさはいいなと思って」と起用理由を述べていた。

(C)TBS

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