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初心者のためのインターンシップ&就活の基礎知識 第12回 冬休み前の今こそ、就活準備の進み具合を確認しよう!!

2022年11月19日10時42分 / 提供:マイナビニュース

2024年卒の就活は、あと3ケ月もすれば本番を迎えることになります。冬休みにインターンシップの参加を予定している人も少なくないと思いますが、その前に、これまでの就活準備の進み具合を確認しておきましょう。

ポイントは、自己分析と仕事研究、そして、その成果のアウトプットです。もちろん、あまり就活準備ができていないという方も、これからの進め方の注意点として参考にしてください。

○過去と現在を見つめてみて、自分という人間が見えてきましたか?

まず、自己分析がどこまで進んでいるかを確認しましょう。自分がこれまでに経験してきたことで楽しく感じたことは何か、つらく思ったことは何か、それをどう乗り越えたのか、経験を通してどんな力が身に付いたか、どう成長してきたかなど、“これまでの自分”は整理できているでしょうか?

また、現在の自分は、どんなことに興味や関心があって、どんな価値観を持ち、何を大切に思う人なのか。"今の自分"を分析できているでしょうか? 自分を見つめなおしてみて、「自分という人間の特質」「自分らしさ」「自分が持っている強みや力」、そして「長所や短所」を客観的に整理できているか。

○志望業界や志望企業が少しずつ明確になってきましたか?

次に、仕事研究がどこまで進んでいるかについても確認しましょう。興味をもった業界はあるでしょうか、気になる企業は見つかったでしょうか。インターンシップやワンデー仕事体験を経験して、志望業界や志望企業が少しずつ明確になってきているのであれば、なぜその業界や企業を志望するのか、その理由を再確認してみましょう。

「ビジネスモデル」「市場規模」「将来性」「どのように社会課題に向き合っているのか」、その業界のどこに魅力を感じたのでしょうか。

また、志望企業の「企業理念」「事業内容」「仕事のやりがい」「社風」などについての理解に加え、同じ業界内のライバル企業との違い、強みや弱みは把握できているでしょうか。

そして、志望企業が必要としているのはどんな特質や強みを持っている人間なのか、求める人材像を理解し、自分がその人材像とマッチするかどうかは確認できていますでしょうか。

志望業界と志望企業のリストができつつあるか、また、その業界や企業に対する理解は十分かどうか、今一度確認してみましょう。
○自己分析と仕事研究の成果は、言語化できていますか?

自己分析と仕事研究の現状を把握したら、その成果をアウトプットする準備ができているかを確認しましょう。自己分析の結果として、自分の強みがアピールできる自己PRのキーワードは見つかっているでしょうか。それを裏付けるエピソードをエントリーシートにわかりやすく書くことができるでしょうか。

また、強みばかりでなく、自分の欠点や短所についても客観的に分析し、それをどのように克服しようとしているのかを説明する準備ができているでしょうか。

さらに、志望業界や志望企業のどこに魅力を感じ、どんなところに共感したのかを整理し、自分が学んできた専門知識、仕事に対する思いや価値観との接点を見つけて、自分が仕事を通してどのように企業に貢献できるかを表現する準備はできているでしょうか。

下記のグラフには、2023年卒の学生に「内々定につながったと思う活動」について聞いたアンケートの結果です。

自己分析、面接対策、業界研究、仕事研究などが上位に入っています。今回ご紹介した自己分析、仕事研究、そして、その結果のアウトプット(面接対策&エントリーシート対策)の重要性がよく理解できるのではないでしょうか。

これまで取り組んできた就活準備を振り返って、どこまで準備が進んでいるのか、冬休み前に一度現状を冷静に分析してみてください。

吉本隆男 よしもと・たかお キャリアライター&就活アドバイザー1960年大阪生まれ。1990年毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)入社。採用広報ツールの制作を幅広く手がけ、その後、パソコン雑誌、転職情報誌の編集長を務める。2015~2018年まで就職情報サイト「マイナビ」の編集長を務めた後、地域創生をテーマとした高校生向けキャリア教育プログラムの開発に従事。2020年定年退職を機にキャリアライター&就活アドバイザーとして独立。日本キャリア開発協会会員(CDA)、国家資格キャリアコンサルタント。著書に『保護者に求められる就活支援』(2019年/マイナビ出版) この著者の記事一覧はこちら

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