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うるとらブギーズ、『キングオブコント』リベンジに燃える! 単独ライブ3daysも「しっかり結果を出したい」

2022年11月17日10時00分 / 提供:マイナビニュース

●吉本の劇場以外で初の単独ライブに喜び「やっと…」
お笑いコンビ・うるとらブギーズが、11月18日~20日に東京・赤坂レッドシアターで「うるとらブギーズ単独ライブ2022『P』『LP』」を開催し、自身初となる吉本興業の劇場以外での単独ライブに挑む。2019年から3年連続で『キングオブコント』決勝に進出したものの、2022年は準決勝で敗退。「悔しかった」と語った八木崇と佐々木崇博が、その思いを胸に臨む単独ライブへの意気込みや、コント師としての矜持、さらには来年の『キングオブコント』にかける熱い思いを語った。

――2009年にコンビを結成し、これまでも単独ライブを行ってきましたが、今回は所属する吉本興業の劇場以外の場所で、3日間に渡るステージを行うことになりました。

佐々木:吉本の劇場以外でやらせてもらうのは初めてなので「やらせてもらえるんだ」というワクワクと同時に、何回もステージをやって、ちゃんとお客さん来てくれんのかなという不安もあります。

八木:ちょっと認めてもらえたのかなという思いはあります。赤坂レッドシアターと言えば、コント師にとっては聖地みたいな場所。すごくうれしかったですね。

――ライブは、新ネタが中心となる「P」と、2022年のベストネタを披露する「LP」という2つに分かれ、同日で「P」「LP」と通しで見られるチケットも発売されますね。

八木:周りの芸人さんで3daysをやっている人たちを見ると、その日終わったあと、反省会をして、次の日に生かしている。もちろん、最初からベストを出すつもりでやっていますが、公演中にどんどん進化していればと思っています。

――結成から13年でたどり着いた今回の単独ライブ。どんな思いですか?

佐々木:やっと……という言い方もできるのかな。後輩とかでも吉本の劇場じゃないところでやっているのを見てきましたし、ようやくという思いもあるのですが、あまり大変だったなとか、苦節……みたいな感じはないです。もともとルミネでやらせていただいていたのも、すごくありがたいことだと思っていたので。

八木:数字だけを見ると、僕らは芸歴18年で、コンビ組んで13年なので、もうちょっと早くやりたかったなという思いはあります。

――どんなライブにしていきたいですか?

佐々木:何回もやるということで、いつ来ても楽しかったと思っていただけるように、すべてベストなもので臨みたいです。僕らもいっぱいいっぱいにならずに楽しんでいる姿をお見せしたいです。

八木:新しいことにも挑戦しようと思っているので、昼と夜の1日通して見ていただくことで面白さも増すようなものもしたいですし、ライブを見終わったあと、満足してもらって次の日も……と思えるような余韻のあるライブにしたいです。

●『キングオブコント』決勝進出で「生活が変わった」

――先ほどもお話しましたがコンビ結成13年に。うるとらブギーズにとって、大きな分岐点になった出来事はありましたか?

佐々木:僕らは八木さんがネタを書いてくれるのですが、2017年ぐらいからネタのレベルがグッと上がった気がします。熱みたいなものを感じるようになりました。結果『キングオブコント』でも準決勝まで行かせてもらって、お客さんの反応も良かったし、周りも「惜しかったね」って言ってくれて。そこから2019年に『キングオブコント』で決勝まで行けて、さらにグッと環境が変わりました。

――八木さんの中では、2017年あたりからネタ作りをする上で何か変わったという自覚はあったのですか?

八木:特に意識したことはなかったのですが、ちょうどそのころから自分が書いたものや、やったことに対して評価されるようになったというのは大きいかもしれませんね。大人になると褒められることってあまりないじゃないですか。だからコントとかが褒められるようになったのがうれしくて「もっと」みたいな気持ちになったのかもしれません。

――決勝に初進出した2019年の『キングオブコント』後の変化も改めてお聞かせください。

八木:完全に生活が変わりました。あの時も決勝出て、次の日バイトとしていたので。でもそこからバイトも辞められるようになって、ガラリと変わりました。

佐々木:あの決勝までは、休みだらけで、月に数回しかライブに出ないみたいな感じだったのが、1日3ステージとかが当たり前のようになって、やっと吉本の芸人になれたなと実感しました。

――『キングオブコント』への思いはやはり相当強いのでしょうか。

八木:そうですね。2020年に出場したときは、2019年がまぐれだと思わせたくないという思いで頑張って。2021年に3回目の決勝に行ったときは、これで本物だと思ってもらえたのかなと。それで臨んだ2022年は、いつもはこれまで受けたネタなどをやっていたのですが、全部新ネタで勝負したいという思いがあって……。結果ダメだったのですが、毎年『キングオブコント』は非常に大切な位置づけの大会です。

――今年は決勝に行けず、悔しい思いを。

八木:そうですね。決勝の放送もやっぱり悔しいなという思いで見ていました。

佐々木:ここ3年はずっとあの場にいたのに、家で見るというのは悔しかったです。

――リベンジへの闘志は高まりましたか?

八木:そうですね。今回の単独ライブも、長尺のネタを多めに書こうかなと思っていたのですが、やっぱり『キングオブコント』で負けたのが悔しすぎて、短距離走のネタにシフトチェンジしようと思っています。

――目指すは優勝?

八木・佐々木:そうです。

――『M-1グランプリ』にも参加されていますが、やはりコントへの思いがより強いのでしょうか。

佐々木:そうですね。僕らの武器はコントかなと思っています。

●演技力を強く意識 八木は『孤独のグルメ』出演願望も

――お二人のコントは絶妙な演技も魅力だと思います。

佐々木:演技に関して僕は全然わからないので、いつも八木さんに演出してもらって、それを必死にやっているという感じです。そこも独り立ちできるようにしないといけないのですが。

八木:僕は演じることはめちゃくちゃ意識しています。それこそ台本よりも演技力の方が大切かなと思っているぐらいで。ドラマや映画を見るときも、かなりお芝居は意識しています。まだ全然達していないですが、僕は『孤独のグルメ』に出たいんです。インディアンスのたぶっちゃん(田渕章裕)が出ていて、うらやましいなって(笑)

――芸人さんがドラマや映画に出演する機会も増えていますが、そういう野望も?

八木・佐々木:機会があったらやってみたいですね。

――13年間コンビを組んでいますが、お互いのどこに惹かれていますか?

八木:無理言っても、なにも文句言わずにやってくれるのはとてもありがたいです。ネタもそうですが、小道具を用意することなども、嫌な顔一つせずにやってくれるのは感謝しています。

佐々木:僕はずっと八木さんに頼りきりなので。そのぐらいはやらないといけないなと思っています。単純に八木さんがいなければ『キングオブコント』で決勝にも行けなかったですからね。真面目だし、いろいろ僕の世話も焼いてくれる。保護者みたいな感じですね。

――頼りっぱなしとのことですが、八木さんはどう感じていますか?

八木:独り立ちしてくれたらめちゃくちゃ楽になるなとは思います(笑)

――コンビ間で解散しようとか険悪になったことは?

佐々木:僕もなにもしていないのに「やってるよ!」みたいな意地張ってなんか変な感じになったことはありましたけれど、あまり解散みたいな感じになったことはないですね。

八木:仲が悪いということではないのですが、それこそ『キングオブコント』に出ても結果が出なかったときは「もうやめようかな」と思ったことはあります。実際、結果が出なかったらやめるとは相方に言っていました。

――先輩や同期のメンバーなどで励みになった言葉や出会いがありましたら教えてください。

佐々木:元「犬の心」の押見(泰憲)さんですかね。今、おしみんまるさんとして活動していますが、僕らが全然結果が出なかったとき、犬の心さんと同じにライブになって、そのとき押見さんが「面白いよ」って言ってくれたんです。ライブにも呼んでくれて、すごく励みになりました。犬の心さんがやっていた「本気ライブ」というライブがあったのですが、それも引き継がせてもらったりと、すごくお世話になりました。

八木:こういう話のとき言わないと怒られるのが、ツーナッカンの中本(幸一)さんです(笑)。中本さんは「お前ら決勝行くコンビだから」って、僕らが結成5年目ぐらいのときから言ってくれていました。あとは僕らジャルジャルさんに憧れているのですが、今年一緒にライブをやらせてもらったんです。今年『キングオブコント』で負けた後に、福徳(秀介)さんに「すみません、落ちちゃいました」と挨拶したら「そうか、応援してたんだけどな」って言ってくれて。それがめちゃくちゃうれしかったです。

――最後に『キングオブコント』への思いを改めてお願いします。

八木:いろいろな方にも「来年やな」と言っていただけたので、優勝目指して頑張りたいです。

佐々木:今回のライブを含めて、しっかりと結果を出したいと思います。

■うるとらブギーズ
佐々木崇博(1984年12月17日生まれ、静岡県出身)と八木崇(1982年3月10日生まれ、熊本県出身)によるお笑いコンビ。ともにNSC東京校10期生で、2009年にコンビ結成。同年より『キングオブコント』に毎年挑戦し、2019年に結成10年目にして決勝初進出を果たし、準優勝。2020年、2021年と3年連続で決勝に進出し、2022年は準決勝敗退となった。

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