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缶詰博士の珍缶・美味缶・納得缶 第232回 それ絶対ウマいやつ! じわじわ増えてる明太子味の魚缶詰

2022年11月18日13時04分 / 提供:マイナビニュース

ごはんに合うおかずを1つ選ぶとしたら何でしょう? 生卵(TKG)に塩鮭、タラコなど王道の回答はいくつもあると思いますが、缶詰博士の回答は違います。

「明太子味の魚缶! 明太子と魚、両方の魅力が味わえるんですぞー!」

ちょっとズルい答えのような気がしますが、確かに美味しそうですね。

→これまでのお話はこちら

○サバ缶やイワシ缶でも明太子味

「ふと気付いたら種類が増えていた……」そういう商品がある。缶界でも、いつの間にか仲間を増やしていき、ついに一大勢力となる例がある。例えばアヒージョ缶がそうであります。

今回気付いたのは、明太子味の魚缶だった。その先駆けとなったのはふくや「めんツナかんかん」(明太子味のツナ缶)だが、今では他社からサバ缶やイワシ缶が出てきたのだ。

そのままでもおいしい明太子が、魚と合わさることでうま味がダブル化。その結果、白ごはんにマストな缶詰になってしまった。今後、どれほどの勢力となるのか楽しみである。

○魚卵と唐辛子の匂い

今年9月に発売されたマルハニチロ「北海道のいわし 明太風味焼」もそのひとつ。平たい形状の缶(角5号缶)にイワシが3尾ほど入っていて、まっ赤な缶汁に浸っている。フタを開けた瞬缶から、魚卵と唐辛子の匂いがずんずん立ち昇ってくる。

○一滴残さず食べるのが正道

北海道のイワシと言えば、脂が乗ってボテッと太っている印象があるけど、このイワシはそこまでメタボじゃない。脂のうま味よりも身肉のうま味で勝負してくるイワシ君だろうか。

1尾を持ち上げると、魚卵の粒がまとわりついてきた。缶汁の中にもたくさん沈んでいるから、汁一滴残さず食べるのが正道でありましょう。

○後からピリ辛攻撃

かくのごとし。熱々の白ごはんに海苔をしき、イワシをドンと2尾乗っけ。さらに九条ネギを刻んでトッピングした。最後に明太味の缶汁を上から掛けるのも忘れてはならない。

イワシをひとかじりすると、むむっ。見た目に反して脂が乗っております。わざと脂が乗りにくい背身をかじったのに、サシみたいに脂が入っている。さすが北海道出身のイワシ君だ。

味付けは、ほどよくピリ辛でちょい甘め。と思って油断していたら、飲み込んだ後から再攻撃が始まった。一度去ったと見せかけてUターンしてきたのだ。

何という戦上手、おかげで白ごはんを1合食べてしまった。

缶詰情報
マルハニチロ/北海道のいわし 明太風味焼 85g 参考価格250円前後
スーパー、コンビニ、ネット通販などで入手可能

缶詰博士 かんづめはかせ 昭和41年福島県生まれ。公益社団法人・日本缶詰協会認定の「缶詰博士」。世界50カ国以上・数千缶を食している世界一の缶詰通。ひとりでも多くの人に缶詰の魅力を伝えたいと精力的に取材・執筆を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。著書に「旬缶クッキング」(ビーナイス/春風亭昇太氏共著)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α新書)、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い!缶たん料理100」(講談社)など多数。公式ブログ「缶詰blog」とFacebookファンページも公開中。 この著者の記事一覧はこちら

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