2022年11月15日14時53分 / 提供:マイナビニュース
日本電信電話(以下、NTT)とメディカロイドは11月15日、遠隔手術の実現に向けた研究として、手術支援ロボット「hinotori サージカルロボットシステム(以下、hinotori)」とIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)のAPN(All-Photonics Network)を接続することで、物理的に離れた環境を統合して、よりリアルに手術室の状況を伝送できスムーズなコミュニケーションが可能な空間を目指す共同実証を開始したことを発表した。
両社はNTT武蔵野研究開発センター(東京都 武蔵野市)内に、大容量低遅延を特徴とするAPNを用いて100キロメートル以上の距離を模した実証環境を構築した。この環境下でメディカロイドのhinotoriを接続し、非圧縮による超低遅延かつ暗号技術による高セキュリティな映像伝送での手術環境を共有するとともに、NTTの音声技術を用いて音が飛び交う手術室でもクリアな会話を可能にする機械音除去などを実証する。
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