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ハナコ岡部、コントも俳優業も「演じることがめちゃくちゃ楽しい」 日曜劇場と大河で「とんでもなく濃い時間」

2022年11月13日17時00分 / 提供:マイナビニュース

●コントの影響で「すぐ大きい声を出したくなってしまう」
2020年にNHK連続テレビ小説『エール』でドラマデビューし、今年、『しろめし修行僧』(テレビ東京)でドラマ初主演、来年のNHK大河ドラマ『どうする家康』への出演も決定しているお笑いトリオ・ハナコの岡部大。現在放送中のTBS系日曜劇場『アトムの童』(毎週日曜21:00~)では、主人公の学生時代の先輩でネットカフェの店長・森田聡役を好演している。初の日曜劇場出演が自身にとってどんな経験になっているのか岡部にインタビュー。また、俳優業への思いや感じている課題、さらに、並行して撮影しているという大河ドラマの撮影についても話を聞いた。

本作は、ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者・安積那由他(山崎賢人)が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く物語。岡部が演じるのは、那由他が間借りしているネットカフェの店長・森田聡。森田は那由他の学生時代の先輩であり、那由他が若き天才ゲーム開発者の「ジョン・ドゥ」であることを知る数少ない人物だ。

――『アトムの童』出演はどんな経験になっていますか?

とんでもなく濃い時間を過ごさせていただいています。セリフ量も多いですし、思ったより岡部出てるじゃんって。そこでいいなと思ってもらえるように頑張りたいと思います。

――日曜劇場にレギュラー出演というのは大きな経験になりそうですね。

そうですね。そして、今まで演じさせていただいた役は弟っぽいキャラや、どこか抜けているキャラでしたが、森田はなめられてしまう先輩な部分もありつつ、那由他のことをしっかり見守って、背中を押すときはグッと押してあげるようなお兄ちゃんキャラでもあるので、そういうところは今まで演じたことがないなと思っています。

――役の幅が広がりましたね。

弟系からお兄ちゃん系までいけるぞと(笑)

――山崎さんとの共演で俳優として学びなどありましたか?

僕はコントでも張り芸で、大きい声を出して変な顔をしてというのが得意なので、演技するときに力が入りがちなのですが、賢人くんは力を抜きながら、ポロっと言う一言がグッと響いて素敵だなと。僕もさらっと言った一言がグッとくるみたいな、そういうのもできるようになれたらいいなと思いました。

――よりナチュラルな演技ということでしょうか。

そうですね。張り芸ではなく抜きの演技を。

――演技は引き算だとおっしゃる方もいますよね。

僕はすぐ足し算、掛け算しちゃうんだよな~すぐ大きい声を出したくなってしまって(笑)

――衝動を抑えて演じている感じでしょうか。

最初にドラマの仕事が入ったときに事務所の(渡辺)ミキ社長から社長室に呼び出されて、「ドラマは大きい声を出して変な顔をしていればいいというわけではないですから。いかにその空間に存在して自然にいることが大事なんですからね」と。そして、「ちょっと読んで見なさい」と言われて(セリフを)読んだら「いいんじゃないですか。そんな感じですよ」と、お墨付きをもらってドラマの仕事に入りました。

――社長から直々にアドバイスを!

そうなんです。自社のタレントが出演している作品はもれなく見られていて、時々LINEや電話もいただきます。「見ました。よかったと思います」とか、「もうちょっとこういうところを頑張れたら」とか。秋山(寛貴)が描いたミキ社長のLINEスタンプがあって、社長もよく使われているのですが、よかったときは「グー」ポーズを送ってくださいます。

――例えばどの作品のときに褒めてもらいましたか?

『しろめし修行僧』が終わったときに、「本当にあなたにぴったりの役ね。みんなに愛されてまた帰ってこられたらいいわね」と言っていただきました。

――『アトムの童』でもうれしいお言葉がもらえるといいですね!

また「グー」スタンプがもらえるように頑張ります!

――日曜劇場の印象として顔芸も挙げられていました。ナチュラルな自然体の演技を意識しつつ、顔芸が見られるところもあるのでしょうか。

表情で見せるところもあります。「森田、那由他を見つめる」とか「森田、驚きの表情」とかあるので、そういうところは存分にやらせていただいています!

●コントもドラマも「何かになりきって演じることが楽しい」

――朝ドラ『エール』から俳優として作品を重ねる中で、役との向き合い方や俳優業への思いなど、変化はありますか?

今までコントしかやってなかったので、出演させていただく作品それぞれ共演者の方や監督さんからいろんなアドバイスをいただきながらやっていて、それが一個一個血となり肉となりじゃないですけど、次の作品に生きている気がします。

――コントがすごくお好きだという印象が強いですが、ドラマなどで演じるのも楽しいですか?

ずっと楽しいです! コントとすごく違うわけでもなく、何かになりきって演じることがめちゃくちゃ楽しくて好きなので、ドラマの現場も楽しいです。

――俳優業にも挑戦してみたいという思いはもともとあったのでしょうか?

俳優をやりたいという思いはなかったですが、お仕事をいただいてやってみて、笑いをとるためだけではなく、感動させたり悲しくさせたり、お笑い以外を表現することも楽しいなと思うようになりました。

――コントでの演技が俳優業にプラスになっていると思いますが、俳優業の経験もコントにプラスになっていると感じますか?

最初の笑いを起こすまでのつかみの部分は雰囲気作りの演技がめちゃくちゃ大事で、ギャップで笑わせるみたいなところもあるので、その雰囲気作りの演技は前よりも磨きがかかっていると思います(笑)。最初しんみりさせておいてそこから笑わせるときの最初のしんみり感は前よりは出せていると思います。

――コントの影響でオーバーになりがちだという話がありましたが、作品を重ねてナチュラルな自然体の演技に近づいているという手応えはあるのでしょうか。

意外と抜きすぎても僕がやっている意味というか僕らしさがなくなってしまうのかなと、そう感じるようになってきました。ドラマではないのですが、CM撮影のときに江口洋介さんから「もうちょっと岡部くんらしさが出ていいと思うよ」とアドバイスをいただき、次のテイクでそうしてみたら、「こっちのほうがいいじゃん」と言ってくださって、自分でも生き生きしているなと思ったので、これからはつまみの加減が課題かなと。抜きすぎても無味無臭というか岡部感がなくなってしまうので、岡部感を出しつつ馴染ませるか、その絶妙なところを場面場面で調節できるようになっていけたらいいなと思っています。

●『どうする家康』現場も「とんでもない方々に囲まれて」

――コント師で俳優としても活躍されているネプチューンの原田泰造さんや東京03の角田晃広さんに憧れていると以前のインタビューでおっしゃっていましたが、お二人の背中を追いかけていくぞという気持ちでしょうか?

泰造さんと角田さんは本当に憧れていますね。お二人が出られている作品も大好きで、『大豆田とわ子と三人の元夫』の角田さん、哀愁もあってすごくかっこいいなと思いました。泰造さんは普段はほんわかされているのに、ダーティーな役も演じられていて、振り幅がすごいなと。お二人の背中はめちゃくちゃ追わせてもらっています。

――俳優として原田さんと角田さんからアドバイスをもらったことはありますか?

アドバイスはないですが、お二人とも見てくれています。「あれよかったよ」「あれ出ていたね」とか言ってくださるのですごくうれしいです。

――今後、俳優業においてどのようになっていきたいと考えていますか?

「こんな岡部見たことない!」と言われるような役柄もバッチリ演じられるようになりたいですね。割と岡部っぽい役をいつもいただいているので、とんでもない猟奇的な役など、皆さんにびっくりしてもらえるような役も演じてみたいですし、今演じさせてもらっているようなほんわか人情坊主みたいな役も「こんな役をやらせたら天下一品だよね」と言ってもらえるようになりたいです。

――朝ドラに日曜劇場、大河ドラマと、俳優さんたちが憧れるドラマ枠に出演。今後こんな作品に出演したいという願望はありますか?

やらせていただけることは全部やりたいです! 映画も月9も……いけるところまで全部出させていただけるように全力で頑張っていきたいと思います。

――来年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、松本潤さん扮する主人公・徳川家康に付き添い、苦楽をともにする平岩親吉を演じられます。すでに大河の撮影も始まっているそうですね。

大河撮って、日曜劇場撮って、飯食って、コント撮って……みたいな(笑)。ありがたいことにいろいろやらせていただいています。

――大河の撮影はいかがですか?

大河もとんでもない方々に囲まれていて、松本潤さんがいらっしゃって、松重(豊)さん、大森南朋さん、小手(伸也)さん、 音尾琢真さんなど。演劇畑で喜劇というかユーモアをやられてきた小手さんや音尾さんの仕草は勉強になりますね。役のキャラっぽいしクスっと笑えるという、そのユーモアはめちゃめちゃ勉強になっています。

――日曜劇場と大河ドラマで充実した日々を過ごされているようですね。

とんでもなく濃い時間を過ごしています!

■岡部大
1989年5月30日生まれ、秋田県出身。2014年に秋山寛貴、菊田竜大とともにお笑いトリオ・ハナコを結成。2018年に『キングオブコント』で優勝。現在、日本テレビ系『有吉の壁』、フジテレビ系『新しいカギ』などにレギュラー出演している。俳優としては、2020年にNHK連続テレビ小説『エール』でドラマデビューし、2020年に『しろめし修行僧』(テレビ東京)でドラマ初主演。2023年の大河ドラマ『どうする家康』への出演も決定している。

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